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【みじんこ体験】第6回~ニューヨークの壁のイタズラ書きを消そう!

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【みじんこ体験】第6回~ニューヨークの壁のイタズラ書きを消そう!

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今までやったことないことを体験しよう!をコンセプトに始まったみじんこ体験のNY(ニューヨーク)編。今回はマンハッタンの東にあるクイーンズというエリアのウッドサイドという町をキレイにするボランティア活動に参加です!

ウッドサイド出身のDavidさんが始めた活動

この活動を最初に始めたのはウッドサイド出身のDavidさん。奥様が日本人で日本に12年暮らしていたことがあったそうです。日本にいた経験から、自分の故郷をきれいで安全な町にしたい、とイタズラ書き消しのボランティア活動を1人で始め、もう4年も続けているんだそうです。こちらで会った日本人の方と友達で、昨日、偶然にお会いすることができ、頼んだらすぐ参加させてくれたので、混ざってみました。

苗植えとカタツムリのワナ

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最初は女性陣のチームに混ざって苗植え。公園の道に沿って用意された植物を均等に植えていきます。ボランティア活動には子どもたちも参加していましたが、途中でカタツムリが発見されてからは子どもたちはみんなカタツムリに夢中。欲しい欲しいと取り合いになって、「カタツムリはシェアしなさい!」とお母さんからお叱りを受けてました、笑。「見てー」って言ってダンゴムシ見せてくる子どももいて、ちょっとカワイイ^^

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芝刈りをするDavidさん

意外とみんなのんびりお話ししたりしてて、1つしかないホウキ持って喋ってないで、ちゃきちゃきやろうよ!って思っちゃう自分はすごく日本人っぽいのかもしれない、苦笑。Davidさんが「自分は やって欲しいって頼まないんだ。何も要求しない。みんな自分から参加してる」って言ってたとおり、ボランティアは義務じゃない。自主的に参加しようっていう気持ちがなくなっちゃったら、Davidさんが目指しているゴールからは遠ざかっちゃうのかもね。ええ、割りと強制的に巻き込みがちな私です、苦笑。

壁のイタズラ書き消し開始!

ガーデニングよりやりたかった壁のイタズラ書き消し。ガーデニングが落ち着いてからDavidさんと2人でストリートのイタズラ書きを消し歩いてきました。

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ペンキで壁のイタズラ書きを消すって思ったより大変。まずはペンキが風で飛んで周囲に落ちまくる。書かれた壁やシャッター自体がもともとなんか紙が貼ってあったり、ペンキのはげがいっぱいあったりすると、重ねて色を塗り続けて作業が途方もなくなってくる。あとは赤の上の色は重ねても下の色が出てきちゃったり、もともと銀色のペンみたいなので書かれていると何度も塗り重ねないと消えなかったり。

さらに、すごくたくさんの色のペンキを購入して持参してるとはいえ、正確に同じ色を持っているわけではなく、文字部分だけ消すと変に目立っちゃうことも。

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こんな感じでちょっと周りに馴染む感じで塗ってました。

さらにレンガの上やガラスの上は溶剤を使わないと消せなかったり。

Volunteering

イタズラ書きする方にとってはどこも同じことかもしれませんが、消すのは一苦労。ちなみに、最初はハウスオーナーにきちんと許可を取ってからイタズラ書き消しを始めてたとか。無料でやってくれるし、ほとんど100%のオーナーさんがやってーって言うそうです。

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なんとびっくり、ペンキ缶の中に入った筆がカビてた!

オープンハートでコミュニティの人たちと良い関係を作る

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ストリートをある程度まわって一仕事終えたら、カフェで一服。Davidさんの友達のネパール人女性やモルモン教の神父さんたちと雑談をしてきました。イタズラ書きを消している最中も、多くの人たちがDavidさんに話しかけ、感謝を伝えていく。これもDavidさんの活動の1つ。オープンハートで良い関係を作り、強いコミュニティを作るのがDavidさんのゴールなんだそうです。ちなみに私も混ざってお礼を言われる、笑。自分のやったことで誰かが喜んでくれて、それを直接伝えてもらえるってやっぱり嬉しいね。

ゴミ箱のない日本がうらやましい

オーストラリア、ロサンゼルス、ニューヨークなどの大都市を旅してきて、今まで私は「ゴミ箱が10メートルごとくらいにあるのはすごいなぁ、うらやましいなぁ」、と思ってました。だってどこでも捨てられたら便利じゃないか、と。Davidさんは「ゴミ箱がないのは素晴らしい。なくても誰もそこらに捨てない」とおっしゃってました。
自分はずっと日本人感覚でいるので、意識したことがありませんでしたが、そういえば日本でゴミ箱が見つからなかったとしても、そこらには捨てないですね。アメリカでゴミ箱がなかったら、みんなそこらに捨てます。タンザニアではゴミ箱もないし、みんなそこらに捨てます。時にバスの窓から風にのせちゃいます。ゴミはそこらに捨てないでゴミ箱へ。ゴミ箱がなくても、多くの日本人はそういうのが染み付いているんですね。ゴミ箱は数メートルごとにあれば確かに便利ですが、回収の人出のために多大な税金投入が必要でしょう。

こういった意識付け、安全できれいな社会という意識付けは一長一短ではいかないので、日本でも社会全体に浸透するまで、Davidさんの活動のように日々の積み重ねという努力がずっと続いてたんでしょうね。NYのごちゃごちゃっとした感じも私は好きですが、もともとここで暮らしていたら、日本の細部までキレイに作られた町に感動したかもしれないですね。

10年後にはこの町はどうなっているだろう。そして、この街の変化を見た他の町の人たちはどうするだろう。また様子を見に来られたら嬉しいな。
NY滞在はあと2週間。引き続き「みじんこ体験@NY編」をお楽しみにっ!


みじんこは、みんなのFun!をすくすく育てる体験を実行します!ヽ(=´▽`=)ノ

みじんくん と みじこちゃん

「カタツムリぼくもほしー!」
「あたしのもー」

mijinconbi

もしも今後、NYに行く予定があり、自分もボランティアに参加してみたい!という方はぜひご連絡くださいませ^^

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