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日本の自称現代アーティストは現代アートとアートの違いを分かっているのかという話

  • 11月 22 / 2018
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みじんこアート, みじん講義

日本の自称現代アーティストは現代アートとアートの違いを分かっているのかという話

細胞アーティストと名乗ってはいるけど、現代アーティストとは名乗っていないけど現代アートをやっていると自分では思っているOumaです、こんにちは。
日本にも現代アーティストはたくさんいますが、「えっこれって現代アートなん?」っていう人も見かけます。そこで今日は現代アートとアートの違いについて考えてみました。

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アートと現代アートの違いとは

スポーツで例えるなら、アートというのは「スポーツ」現代アートというのはその中の「バスケットボール」みたいなものだと私は認識しています。広く「アート」と呼ぶ中には、油彩や水彩以外に、デザインやイラスト、建築、あるいは革新的なプロジェクトや技術なんかも含まれる、というのが私の考えです。

岡田斗司夫さんの表現を私はよく引用するのですが「歴史のしおり」というのが現代アーティストの仕事の一つです。つまり、現代というのがどんな時代なのか。時間軸を点でなくある程度の長さをもった期間として考えるということですね。それ以外に私は、「社会」および「芸術という概念」に対してなんらかの価値を提供できるか、その価値の大きさ・重要性がそのまま作家の評価に繋がると考えています。

現代アートがやっていること

現代アートと名乗るか名乗らないか、の違いは、世界のアートマーケットに乗るか乗らないか(世界の美術の歴史の片隅を支えるか支えないか)の違いかなと思います。もっと言えば、世界共通の「価値」を創出するということ。世界共通の新しいお金を創る、と言い換えてもいいかもしれない。

素敵な絵には価値があるけれど、その価値は買った人個人が認識する価値。たとえばお金のようなものは、持っている人全員が認識できる共通価値。現代アートの作品価格は変動するので、価値が確実に保証されているわけではないけれど、価値認識が個人レベルではないんだよね。そういう意味では現代アートは錬金術そのもの。でも、いい作品には作り手である作家と取り扱いギャラリーだけでなく、歴史と言えるほどの時間を超えて、その作品がある土地の人に恩恵をもたらします。ルーヴルのモナリザやMoMAのゴッホ(The Starry Night / 星月夜)がいい例ですね。

現代アーティストがいることの日本へのメリット

前述の「世界共通の新しい通貨を創る」という考えからすると、著名な日本人現代アーティストがいることは日本にとって大きな利益をもたらします。分かりやすくは草間彌生さん。中国で贋作展が開かれてましたが、それでも多くの人が展覧会に訪れていたよう。これが日本だったら?中国と日本って近いですから、中国から多くの観光客が草間彌生展を見に訪れるのではないでしょうか。同じようなことはピカソのいたバルセロナでも起こっています。さらに草間さんやキース・へリングは作品をグッズ化しやすいので、世界中のファンがそういったグッズを買うことで利益を作家周辺に落としていっています。世界共通の価値の発生源が作家なわけですから、その母国にも恩恵が供与されます。

参考リンク  草間彌生オフィシャルサイト

 

なぜアーティストと名乗らないのか

こんな感じで、現代アーティストと名乗るのであれば、作品あるいはアート活動を通じて、社会に提供できる価値について、より真剣に考えるべきだと思うのです。それが現代アーティストの仕事だから。素晴らしい絵で人の心を癒すのです、とか3万回くらい聞いたようなセリフじゃなくてね。
そうじゃなければ、単に「アーティスト」でいいじゃんと。あえて「現代アーティスト」って名乗らなくてもいいじゃないですか。現代アーティストと名乗ればマーケットに乗るだろ、っていう考えだけで名乗っているなら、やめて欲しいですよね。だって、名前だけの現代アーティストが増えれば、日本の現代アートの質自体が低く見られてしまう、そういう偏見の原因になるでしょ。その人の見栄のためだけにね。今の段階で未熟なのは全然いいのです。アーティストなんて永遠に未熟なんですから。でも、名前だけうまいこと使おうとするのは違うよね?

アーティストになるのに資格はいらないです。今すぐにでも名乗ることができる。自称できるからこそ、「現代アーティスト」という呼称については個人のモラルが問われます。真剣に現代アートについて考えたいのか、名乗ることでうまいこと自作が売れたいのか。
日本で独学で現代アーティストをやっていくのは、正直言ってけっこうキツイと思うのです。無名で始めたばかりの一番きつい時ほど、口だけニートにしか思われないからねw 「アーティスト」という職業が社会にとって必要なのだと受け入れられるためには、社会に貢献できる現代アーティストの存在って大事なんです。私は現代アーティストだからこそ、独学で現代アートをやる人たちにも優しい環境をつくりたいし、アートによる社会への価値提供を積極的にしていきたいと考えてますよ!

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