デンマーク国内にある独立区域「クリスチャニア」。現地在住の人と「デンマークは世界一幸せな国だと聞いたよ」と話したら、「それはクリスチャニアじゃないか」という答えも返ってきたほど。町の壁は落書きだらけ。メインストリートでは「草」の販売も。はたしてクリスチャニアとは・・・!?
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コペンハーゲン中心部にあるヒッピーの楽園「クリスチャニア」とは
デンマーク、コペンハーゲンの中心地にある「クリスチャニア」と呼ばれるエリア。エリアを囲う壁はグラフィティでいっぱい。ここではWeedやHarshも公然と販売されているという。デンマーク国内でありながら、ヒッピーたちが暮らす独立したエリアです。
✓ 参考リンク 先進国に現存する地上最後の楽園、クリスチャニア。世界一非常識な場が挑む人類の一大実験とは?
別の入り口はこんな感じ。落書きOKなのでどこもかしこも絵が描かれまくっている。
EU側の外壁はこんな感じ
バターソースのハンバーグがやみつき!クリスチャニアのおススメレストラン
さて、みじんこショップでのオーダーをいただき、ディナーに選んだお店はこちら「Gronsagen」。ベジタリアン向けのメニューもあります。支払いはキャッシュのみ。ユーロでの支払いも可能ですが、レートがかなり悪いようなので、クローネ現金を用意するのがベター。場所はゲートを入ると旗がいっぱい飾ってある通りがあるので、そこを抜けてすぐです。
✓ お店リンク Gronsagen
ハンバーグは甘めのバターソースがかかっていて美味しい!塩コショウはカウンターにあるので好みに合わせてご自由に。こちらで85DKK(約1500円)。デンマークの外食は基本的に高いので、それを考えると割と安く感じます。ボリュームもあり、1人だと頑張って食べきるくらい。どうしても食べきれない場合にはお持ち帰りもできます(入れ物を無料でくれる)。
間違いはない、バリエーションがある。の言葉がカウンターに。6月の18時頃に行きましたが、この時期は深夜まで明るいです。店内には赤ちゃんもいたくらいなので、この時期は女性一人で夜に来ても大丈夫のようでした。
ちょうど相席した人たちがビールを他店から購入して持ち込んでいたので、写真を撮らせてもらいました。ビールには「クリスチャニア」ラベルが。味見してごらんというので少しいただいてきました^^私はほとんどアルコールを飲まないので味の解説はしがたいのですが、けっこう苦かったです。
ご馳走してくれたのはこの方。クリスチャニア在住ではないですが、クリスチャニア内で働いているアーティストさんだそうです。
※写真はご本人の許可を得て掲載しています。
写真禁止エリア「グリーンライト地区」
クリスチャニアといえば、気になるのが大麻の販売。グリーンライトディストリクトと呼ばれるエリアは、デンマーク国内でありながら、暗黙の了解的に大麻の販売が許可されている場所です(正確には違法なので、公然と見逃されている状態)。旗が飾ってある通りがこのエリアだと思っておくといいです。しかし、写真撮影はしないようにとの立て看板が道のまんなかに。特にこのエリアでは人の撮影がNGです。
クリスチャニアでは入り口にゲストのためのルールのようなものが書かれた紙が貼ってあって、「写真はOKだけど、撮る前に聞いてね」という注意事項が書かれています。現在も700人の大人と200人の子どもが住んでいるので、住んでる人に敬意を、とも。住人によるガイドツアーも組まれているようです。
Blue Cheeseと書かれたパッケージの中身は?
ちなみにこのエリア、14時くらいに訪れた時には何も起こっておらず、単に旗が素敵なエリアでした。しかし18時に行った時には2メートルごとに「草」の販売所が!もう本当に公然と販売されています。プラスチックの入れ物にペンで「Blue Cheese」と書いてあるモノを売っている人もw。
草がWeed、砂を固めて石鹸型になってるのがHarshです。
武士道好きな売人さんと話し込む
マリファナはロサンゼルスやバルセロナなどでは合法。ロサンゼルスでは町を歩いていると、あちこちでマリファナの匂いに触れる機会があります。しかし、日本ではもちろん、違法。売ってるところ、本物を見たことはこれまでありませんでした。せっかくなのでヒマそうにしてた売人さんの一人に詳しく話を聞いてみることに。
気になる価格はハーシュが2グラムで200DKK(約3460円)。プラスチックの試験管状のものに入ってるWeedが1本200DKK。こちらはタバコみたいに吸うんだそうです。これまでにまったく経験がない人は2グラムくらいで試してみるのがお勧めだとか。いきなり強いのをやらないほうがいいそうですよ^^。買うなら使い方を詳しく教えてくれるとのことでしたが、今回は辞退させていただきました。デンマーク在住の方に聞いたところ、クリスチャニアで販売されているものは、かなり質がいいそうです。
一度もドラッグをやったことのない日本人の身からすると、大麻を吸ってる、売ってるとかってなんかコワイ印象があるのです。でも、今回、実際に売ってる人と話してたら、「日本の武士道が好きでさー」と非常に気さくな感じで。お別れの時には「またいつでも来て、日本のことを教えてよ」と言ってくれました^^
でも、入手先は教えてくれなかった。「Somewhere(どこか)」ですって。
手づくりの橋がある
クリスチャニアのもう一つのお勧めは川にかかる橋。DIYでつくられているおうちがほとんどなのですが、この橋もてづくり。ドイツのジャーニーマングループが1998年に建築開始、2500時間以上をかけて完成させたそうです(Wikipediaより)。
✓ 参考リンク Dyssebroen(Wikipedia)
日本ではできない体験ができるクリスチャニア。自分の価値観が一変するかもしれません。ドラッグが合法の国もありますが、日本では違法です。クリスチャニアでもハードドラッグは禁止ですよ。よく分からないまま手を出すことがないよう、十分お気をつけください^^
みじんこは、クリスチャニアが大好きです!ヽ(=´▽`=)ノ