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自分の身体の存在をまったく感じなくなったことはありますか？意識があるのに麻酔が効いてる、みたいな状態ですが、それを実現してくれるのがアイソレーションタンク。真っ暗なタンクの中で体温とほぼ同じ温度の塩水に浸かり、本来感じるはずの身体の感覚をすべてシャットアウトするというものです。
脳は通常、１秒間に１億個の刺激を受け取っていると言います。頼りにできる感覚がなにもなくなった時、果たして脳は何を見出すのか。上海で体験してきました！

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アイソレーションタンクとは？

アイソレーションタンクは人がひとりゆったり入れるようなタンクで、中には体温と同じ温度の塩水が浸っています。蓋を閉めるとまっくらになり、水に浸かると身体が浮かぶため、ふだん感じている視覚や皮膚感覚、重力などの感覚を大きく制限できます。深い瞑想と同じような状態になる、身体的なストレスを減らすことでリラクゼーション効果がある、などと言われています。

✓ 参考リンク　 アイソレーション・タンク(Wiki)

上海で体験するならここ！

上海でアイソレーションタンクを体験するなら、上海地下鉄２号線「人民広場（People’s Square）」近くのFLOATASIAN FLOAT SPA/漂浮島。３つのプライベートルームにそれぞれタンクが設置。部屋にはシャワーがついているので、使用前後にはシャワーを浴びます。メイクやヘアジェルなども落とす必要があるのと、塩水なので身体に引っかき傷や虫刺されなどがある場合には、事前にワセリンでコートしておきます。体験数時間前からカフェイン、アルコールの摂取、薬の使用は控えること。女性は生理の場合は延期となります。

電気は室内に明るい電気、薄暗い青い電気があり、タンク内に青い灯りがあります。どれも自分で点けたり消したりできます。また音楽も瞑想ガイド、アンビエントなど選ぶことができ、最初の10分間だけ音楽、それから消すなどを事前にオーダーすることができます（途中で変えることはできない）。私は最初から何もなしで。電気も消してまっくらにします。

✓ ショップリンク　 FLOATASIAN FLOAT SPA/漂浮島

感覚が徐々に鋭敏に、さらに急激な不安が襲う

横になると身体がふわりと浮かぶのですが、顔やお腹が少し水面から出る感じになるので、漬かってすぐは体表感覚で水と空気の堺を感じます。音はほとんど呼吸音と心音のみ。目を開けてても閉じててもほとんど同じなのですが、そのうち白い枠線みたいなものが見えるようになってきました。また、音も呼吸音と心音以外に、なんかの機械音みたいなのが聞こえてきます。あまりに何も感じなくなるので、なんか見よう、聞こうと感覚が鋭敏になるような気がしました。
しかし、頭の中はいつも考えているようなことが繰り返し繰り返し。本当は考えることをストップすればいいんでしょうが、思考の中にどっぷり浸かっちゃってるような感じ。１時間のセッションはとても長く感じました。制作している時はあっという間に時間が過ぎちゃってびっくりするほどなんですけどね。
セッション中、２回ほどなんだか急激な不安に襲われて、「うまく息ができない！」ような感覚に。タンクには鍵があるわけじゃないのですぐに出ることができます。いったん外に出ようかと思ったけど、自分を落ち着かせて留まりました。私はスキューバダイビングの経験があるのですが、水中でマスクを外す時にパニクったことがあるので、それを思い出して留まれました。落ち着かない場合、いつでもすぐに出ることができます。
時間になると音楽が静かに流れ始め、終わりを教えてくれます。

アイソレーションタンクでは禅僧が修行を積んで体得する瞑想の境地を体験できるともいわれています。ショップでは初回３回体験分が1050元と割引になっているため、何度か体験して環境に慣れること、思考からちゃんと離れるように意識したら、より貴重な体験になるように思います。それにしてもタンクはビジュアル的にも美しく、楽しい新体験でした^^

みじんこは、新しい体験が大好きです！ヽ(=´▽`=)ﾉ

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