2020年10月17日より、ニューヨークのNPOギャラリー、WHITEBOX HARLEMでの企画展に出展させていただいています。
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GOOD TROUBLE Curated by Raul Zamudio and Juan Puntes
2020/10/17 – 11/11
WHITEBOX HARLEM
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ギャラリータグボートの徳光さんからのご紹介でお声がけいただいたのですが、タグボートサイト内でもWHITE BOXのキュレーター・佐藤恭子さんの特設ページがあります。
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ちょうど2020年10月にはニューヨークの日系新聞の『週刊ニューヨーク生活』で記事にもなってましたね。
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2020年11月3日から始まる大統領選挙に対するコメント、みたいなのがテーマになっています。 お話をいただいてから決定までかなり時間が短い中、徳光さんおよび佐藤さんには最後までご尽力いただき、本当に感謝しています。 私が出したのはプリントワークです(現地でプリントしてもらう感じ)。時期的に郵送が難しく、動画か現地プリントできる作品が必要な感じでした。
2019年に韓国で行った個展「HOSPITAL」の出展作の一つ「WE BUY YOUR DEATH」を今回のテーマに合わせて変更しました。記載してる住所はホワイトハウスのものです。 2020年のアメリカでは、BLACK LIVES MATTERの運動がかなり活発になっていましたね。本作では潜在的な差別意識、というのをテーマにしています。 「差別はよくない」「みんな平等」って口では言っていても、実のところあちこちにあるんですよね。自分自身も意識してないのに加担してしまっていることが確実にあります。 人種だけでなく、性別だったり年齢だったり職業だったり病歴だったり。
2020年1~2月にブラジルに行ってた時に、ブラジルの人たちと人種についての話をしました。ブラジルでは、白人であることが有利なことが明らかにあるのだとか(個人の意見です)。黒い肌の人で、自分を黒人ではなく「ブラジル人だ」と言ってる人もいました。
潜在的な差別はあちこちで感じることがありますが、それに対してフォローしようとするのも実のところ差別の裏返しで、なんとも感じないくらいまで馴染んでしまうためには、いろんな存在があることが日常に当たり前になること、あるいはみんなバーチャル世界で好きな姿になって存在することなどが必要なのかもしれません。
この作品は「死の広告」なのですが、色別に値段がつけられています。白が高く、黒が低い。しかし、なんの色なのかを名言はしていません。トランプは景気をよくしてくれたから、トランプを選ぶという人もアメリカにはいました。
平等だと言っているけれど、自分の子どもの結婚相手が
・アメリカ人
・日本人
・中国人
・シリア人
・スーダン人
・フランス人
・フィリピン人
・韓国人
・オーストラリア人
・バヌアツ人
・ウクライナ人
・ロシア人
・イギリス人
・メキシコ人
・ブラジル人
だったとしたら、なんか人種によって感じ方は変わらないでしょうか。
なに人は〇〇っぽい、というイメージが私たちにはすでに植え込まれてませんか。潜在的にもっている感覚って、変えようと思ってもなかなかすぐには変わりません。天動説が地動説に変わるように、世代の移り変わりが必要なものなのかもしれません。
現実的には、概念を秒で変えてくれるのはテクノロジーだと思っています。インターネットが一般に使えるようになったのってせいぜい25年くらいなんですよね。でももう、生活に欠かせないものみたいになってます。それによってなくなった職業、生まれた職業もいっぱいあって、日常に圧倒的に影響を与えるようになりました。
それならもう、アートなんていらないじゃないかという気もします。テクノロジーが生まれてしまえば、概念ごと世界を変えられるんだから。しかし、それでもアートが必要だと感じるのは、テクノロジーが変えていく世界を、どう導いていくか、どう繋いでいくかという点かなと思っています。
強制的な変化によって、あっという間にふるい分けられてしまう世界をラットレースのように走り続けるのではなく、幸福の価値観の多様化を手伝い、それを浸透させることで、自分の内面にある潜在的な意識を変えられたらいいなと思っています。
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今日も読んでいただきありがとうございました!
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みじんこは、ニューヨークが好きだよ!ヽ(=´▽`=)ノ