良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。「上手な旅行記の書き方」を超絶まとめ!
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1)旅立つ前の準備
①スケジュールはラフなものに
②訪ねる先の「重点」だけは決めておく。
③ガイドブックは単なる参考
・型にはまったものや、始めから経過や結末が見通せるようなものは読者に好まれない。
特異な体験、意外な出来事などアクシデントやアバンチュールが読者の心をとらえる。
・行く場所の予備知識をある程度持っておく。(それにまつわる知識を語れるように)
・テーマを決める。
短期間ならなおさら一つのテーマ設定が必要。
ある程度長期にわたる旅でも、「重点」を絞り込んでおくとあとで旅行記にする時に核心をついたものになりやすい。
2)旅先での心構え
①観察こそが原点
②メモを取る習慣をつける
③現地の空気に溶け込む
④体当たりの精神が大切
・一つの町を知るには、市場と娼館街に行くとよいと言われる。
→人間のにおいのするところを訪ねるということ。
なんの変哲もない商店街でもよい。
3)書き出し
①材料を絞り込む
②書き出しは「現地」から
③構成はきちんとさせる
・小説に主題があるように、旅行記にも相応にテーマ性がいる。
自分がなぜ旅に出たのか、あるいはその旅に何を求めようとしたのか
・主題に沿って、旅のさなかに得たさまざまな素材の中から必要なものを選んでいけばよい。
・旅先での他の材料をあえて削りとるからこそ、その世界に入り込みやすくなる。
・釣りなら釣り、移民問題なら移民問題だけに照準を合わせる。
こういう特定の題材にしぼりきった旅行記の方が「何か」が見え、はっきりしてくる。
・旅行記はリアルタイムを追うノンフィクションであり、書くまでに間が空きすぎないように、短くて2週間、長くて半年の準備期間が適度だろう。
・読む人に興味をもたせ、自分の旅を追体験してもらうためには、なるべく面白そうなところから入るとよい。
・全体の構成として、その旅の中で最も自分が感動したところ、印象の深かった出来事を中心に据える。そして書き出しの部分でその伏線を張っておくとよい。
・具体的な書き出しは旅のさなか、現地の光景やそこで起こった出来事から始める。
あくまでも伏線のため、すぐにもクライマックスに持ち込む必要はない。
・周辺の事象を書き、読者の関心をひきつけることが大切。
・時系列を追わず、旅の出来事の断片をつなぎ合わせることで退屈させないものとなる。
・フラッシュバックの手法は映画や小説の中でよく用いられるが、旅行記においても効果をあげることが多い。
みじんこブックレビューなのに、みじんこが添えられてないよ!ヽ(=´▽`=)ノ