良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。1995年に訳本が出ているので古いのですが、いまだに読まれている「ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則」より
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個人でやってるアーティストは会社じゃないから、と思いきや、個人で一つの会社みたいなもの。制作から広報、経理もコピーライティングだってするわけですから。理念というのはつまり、アーティストでいえばステートメント。本書では「ビジョナリーカンパニーの理念に不可欠な要素はない。理念が本物で企業がどこまで理念を貫き通しているかが、理念の内容よりも重要」と書かれています。つまり、素晴らしい理念があっても、守ってなければ意味がないんですよね。理念を守り、毎日一歩ずつ踏み出す。結局やるのはそれだけ。
ビジョナリー(先見性)とは、優しさではなく、自由奔放を許すことでもない。まったく逆で、自分たちの性格、存在意義、達成すべきことを明確にがっちり決めている。
自分自身に問いかけること
・時を告げる預言者から、時計をつくる設計者へと発想転換しているか
・ANDの才能を生かしているか
・基本理念はあるか
・進歩への意欲があるか。理念以外のすべてを変え、前進させようとする本能に近い衝動があるか
・基本理念を維持し、進歩を促しているか
・組織に一貫性があるか
教訓
1)なるべく早く試し、なるべく早く失敗する
2)誤りは必ずある。進化論と同様に、伸びていきそうな分野に手をかければ良い。
3)小さな一歩を踏み出す
4)社員に必要なだけの自由を与える
5)重要なのは仕組み。着実に時を刻む時計をつくるべき
6)基本理念から離れない
7)明日にはどうすれば、今日よりもっとうまくやれるかを考える
8)自分自身に対する要求度をあげろ
9)やらないことを決めろ。一過性の気まぐれに流されない
みじんこは、衝動でできてるよ!ヽ(=´▽`=)ノ