2011年5月から毎週土曜日に公開されている「錯覚美術館」。明治大学の研究グループの発表で、最終公開は2015年12月26日。終了前に錯覚体験してきました^^
するすると坂を上るボール
まるでボールが坂を上っているように見えるこの動画。実は横から見るとこんな風になっています。
斜めになってる支柱が、ある一点から見るとまっすぐに見え、本当は一番低い位置にある山の頂点が一番高いように見えるんですね。
✓ 関連リンク 錯覚美術館
回転によって色がついて見える黒いライン
これは、回転によって黒いラインが、ラインの背景色の補色に見えるようになるというもの。赤の上の黒ラインは緑に、黄色の上は紫に、青はオレンジになります。色の見え方は、脳の「錯覚」によって作り出されているようです。
どう見ても色がついている目!
女の子の右目は色がついているように見えますが、実は両目とも同じ色。フィルタがかかっている目だけなぜか色がついて見えてしまうのです。これは「色の恒常性」と呼ばれる現象で、脳の視覚系は照明の色などを補正して「本当の色」と予測される色を知覚してるんですね。
みじんこ錯視を作ってみました。両目はどちらも#836c7fです。右目(向かって左)だけ青っぽく見えませんか?
見る位置によって形が変わる不思議な図形
同じ図形なのに、逆側から見ると全然違う形に見えます。
錯覚を作れる体験コーナーも充実!
平面なのに動いて見える錯視を作り、印刷して持ち帰れる体験コーナーもありました^^
タブレットで好きな図形を描き、背景パターンと色を選択してプリントするだけ!ただ、描いた図形が複雑すぎて、あまり動いて見えず。。シンプルにプルキンエ細胞(小脳にある脳細胞)の形を描いたら、うまく動きました!
エッシャーの作品のように、2つの図形が移行するパターンの制作システム。こちらも複雑な図形を描きすぎて分からず。 りんご→みじんこへの変形と、簡単な図形に変えました!りんごが徐々にみじんこに変換!
他にもいろんな錯覚が体験できる「錯覚美術館」。残すところはあと3回。無料で体験でき、坂を上るボールの土台が作れるキットも配布しています。ぜひ参加してみてね!
みじんこは、脳の不思議を探求します!ヽ(=´▽`=)ノ