けっこう昔のおはなしなのですが、『蟲師』というマンガに出てくる白川郷周辺に行ったときの話です。この頃はけっこうまじめに働いていたので、仕事しかしてない感がハンパなかったのですが、自分の人生なんだからやりたいことはちゃんとしないと!と思い立ち、前から行きたかったところに意識的に行くようにした時期でもありました。
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おすすめは相倉集落
世界遺産の建築・合掌造りが使われているは白川郷と相倉集落があるのですが、個人的なオススメは相倉集落。非常に小さい集落で、おうちが数軒しかありません。こちらに行ってから白川郷に行ったら、めちゃめちゃ広い!とびっくりしましたよ。
✓ 参考リンク 世界遺産 相倉合掌造り集落 白川郷観光協会
この合掌造りを世界に伝えたのは、ドイツ人のブルーノ・タウトさんです。
おうちにはいろりがありますが、合掌造りの建物が長くもつ理由として、いろりの存在はとても大事です。いろりの煙が虫よけとなり、木を乾燥させ強くするのですね。
合掌造り内部です。階段はかなり急になっています。
2階、3階は通常、このようにスノコ状になっています。これは、通気性をよくするため。蚕を育てるにはその方がよいみたいです。合掌造りは少なくても3階以上でできていますが、これは蚕をなるべくたくさん飼うためだそうです。
釘を全く使わないため、移動したい時は全部綱をほどけばどこにでも持って行けるんですが、実際、そのようにして移動していた時代があったそうです。
この地域での萱の葺き替えは約15年~20年に一度行っていますが、京都などでは萱は60年、70年ともつみたい。ここらへんは大雪の影響でそこまではもたないそうですが、それでも20年ってすごいですよね!
合掌造りの屋根は下の部分と別に作られています。下の部分は、大工さんが作り、屋根部分は村人が作っていたことからそうなったんですって。屋根部分は下の部分に乗っかってる構造になっており、屋根が乗っている部分の柱が外に向かって傾いだりしていて(すごいところは1mも傾いでいる)、それが逆に家を強くしています。
萱の葺き替えは村人が総出で行い、大きな家の萱の葺き替えを200人がかりで1日で行ったことがあったようです。これを「結い」という。そのシーンが印象に残り、ここが世界遺産登録されたという経緯があります。今は萱の葺き替え専門の業者がありますが、すでに高齢化しているため、県内・県外から若者を募っています。
ささらアーチ。ささらというのは、五箇山の伝統楽器です。左のが「ささら」うねらすようにして音を出す。板の数は108。煩悩と同じ数だそうだ。
ここは白川郷の博物館内。博物館って言っても屋内で展示物を見るようなものではなく、合掌造りの建物の集まる空間といった感じでした。
左は相倉集落の夫婦けやきです。画面に入りきらなかったけど、スターウォーズのジャバ・ザ・ハットのようでしたね。おなかぽっちゃり。
↑中央写真は出会い橋。…なんですが、この橋の近くでお別れをしました。相倉集落で出会って、車で送ってくださったすてきなご夫婦がいて、少しの時間を一緒にできてとても幸せでした。
↑ 菅沼合掌集落。
ひよこ代行!?
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みじんこは、ほのぼのしたよ!ヽ(=´▽`=)ノ