サムネイルで作品を見まくれるサイトはいいですね。おもしろくて延々見てられます。同時に自分はまだまだできてないこといっぱいあるな、と思い知らされる。今日はArt Baselのサイトから、特に気に入った立体作品(彫刻、インスタレーションなど)をご紹介です!
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草間彌生、エルネスト・ネト、Jacob Hashimotoはもともとかなり好きなので、作品を見かけるたびに「あっ!」ってなるのですが、今回は自分的に新しい作家さんばかりを選んでみました^^
画像はArt Baselのサイトの画面キャプチャです。
✓ 参考リンク Art Basel
Aleksandra Domanović
なんか箱がフリースローを放ちそうなコレが最初の一点。私がバスケ好きなこともあるのですが、腕が出ているだけで、箱の部分の想像が広がるのと、物体なのに「生物感」が増していることなどから、自作の参考にもなりそうな学び多い作品です。
✓ 参考リンク Aleksandra Domanović
Brian Jungen
Nike Air Jordanを使ってつくられた彫刻。既製品を使ってつくるアート作品は、けっこういろいろあるので珍しくはないんですが、靴を切って組み合わせている線のシャープさと造形が綺麗。特に円形にまとまってるやつは、ウイルスみたいで好きです。妙に生物的なんですよね。規則性と円形の形状がそう感じさせるのでしょうか。(トム・サックスとどちらが好きかと言われるとトムサックスのほうが好きかも^^)
✓ 参考リンク Brian Jungen
Siobhán Hapaska
造形物の質感がすごい。タイトルが「蛇とリンゴ」ですよ。知恵の実の話みたいですよね。鉄骨みたいな部分には人工蛇革が張られているようで、挟みこまれるリンゴの弾力感が写真でも伝わる。技術力もすごい。ってかこれ、オーダーだよね??
✓ 参考リンク Aleksandra Domanović
Yhonnie Scarce
鉗子でつままれた唐辛子の魅力。Siobhánと同じく質感が美しいので合わせて参考に。
✓ 参考リンク Yhonnie Scarce
Tim Silver
ちゃんとした彫刻を一部崩すみたいなのは、他にもないわけではないのですが、色合いや表情、何より破壊されている部分と整っている部分のつくり方が素晴らしいなと。計算しすぎじゃないかと言われたらそんな感じもしなくはないのですが(顔が割とバランスよく崩れされているため)、作家の技術力の高さもしっかり感じられる作品ですね。
✓ 参考リンク Tim Silver
Latifa Echakhch
服を使ったインスタレーション。作品の高さは作家と同じ、また服は作家が着用したもの。糸が地面につく位置をインクで染めてるみたいで色がたまってますよね。だから、糸がインクの「垂れ」みたいに見える。「存在」を強く感じさせる一点。
✓ 参考リンク Latifa Echakhch
David Haxton
この作品はどうやらプリントっぽいのですが、インスタレーションで実際にこの場所に入り込めたらおもしろいだろうなという作品。光と影を使うっていう手法自体は割とあるし(自分もやったことがある)、珍しくはないのですが、切り取られた紙片が地面に散っているところや、ただ垂らすだけでなく丸めてあるものが並列してたり、生の作品を見たら発見が多そうです。逆になぜ写真なのだろうと考えてしまいますね。実物とは別に写真も売ってる、みたいな感じなのかな。
✓ 参考リンク David Haxton
Matias Faldbakken
舟のような、あるいは水道場のような感じなのですが、なんかビル群みたいなのが建ってるところが気になるんですよね。ちょっと間近で多方向から見てみたい。
✓ 参考リンク Matias Faldbakken
Jacob Hashimoto
最後にもともと好きなJacob Hashimotoさんをご紹介。初めて作品を見たのがニューヨークのアーモリーか、どこかのアートフェアでした。凧のような形状のものが立体的にくみ上げられていて、立体であり平面であり。フィンランドのトゥルクで見た大規模個展も素晴らしかった。立体物は方向によって見え方が劇的に変わりますが、Jacobさんの作品は重なりあっているので、静止しているのに変化の度合いがすごいんですよね。平面でありながら立体みたいな作品を自分も創りたくなる。いっぱい刺激もらえる作品です!
✓ 参考リンク Jacob Hashimoto
みじんこは、立体だよ!ヽ(=´▽`=)ノ