2時間くらい歩けば端から端まで歩けてしまうバルセロナ。小さい町でありながら、世界遺産の数はなんと9つ。7つのガウディ建築だけでなく、市内にはアートギャラリーやアートセンター、美術館も多数。2016年1~3月までバルセロナのギャラリーに滞在・アート制作し、64件のギャラリー・美術館を見て回ってきたOuma。バルセロナに来たら、ぜひ見に行ってほしい!というおススメギャラリーをご紹介いたします。
1)BLUE PROJECT FOUNDATION
地中海に近いエリアにあり、数年前にオープンしたばかりの新しいギャラリー。カフェが併設され、アートだけでなく演劇やダンスなど幅広く文化活動を後押し。アーティストインレジデンスのプログラムもあり、年間3人のアーティストが1か月に渡り現地に滞在、2か月間の発表を行います。制作費の補助などもあり、私も今後ぜひチャレンジしたい団体です。
スペースの広さもそうですが、作品の質も非常に高いです。コマーシャルギャラリーではないので、こちらでの作品販売は行っていないようでした。
✓ 関連リンク BLUE PROJECT FOUNDATION
2)GALERIA CARLES TACHE
スペイン広場近くにあるギャラリー(入り口が少し奥まって分かりにくい)。スペースが2つあり、著名アーティストの展示を行う広いスペースと、若手を推すスペースとがあります。私が行った時には1000万円レベルの作品が複数売れていました。ワールドクラスのアーティストの作品が間近で見られる機会。ぜひ、訪れてほしいギャラリーです。
✓ 関連リンク GALERIA CARLES TACHE
3)SENDA Gallery
バルセロナでも非常に有名なギャラリーの1つ。私が訪れた時は、Yago Horalさんというバルセロナ出身の若手アーティストとアメリカを中心に活躍しているPeter Halleyさんとのコラボ展が開催されていました。カラフルで力強いワークが印象的でした。
✓ 関連リンク SENDA Gallery
4)Marlborough
マドリードとバルセロナにギャラリーをもつMarlborough。色彩バランスが美しく、買いやすいサイズの作品がそろっていました。
✓ 関連リンク Marlborough
5)N2 Galeria
訪れた時に展示されていた生物的な作品が非常に魅力的だったN2 Galeria。作品は1点3000ユーロくらいで売られており、こちらでの平均的な価格はそのくらいなのだと聞きました。N2 Galeriaのあるエリアには、ギャラリー自体も非常に多く、この付近を回るだけで20件くらいは見て歩けます。
✓ 関連リンク N2 Galeria
6)3 Punts Gallery
立体、平面とさまざまな作品の取り扱いがあり、それぞれ質も高いので、見に行って外すことはまずないと思われます。
✓ 関連リンク 3 Punts Gallery
今回ご紹介した6件のうち、4番までは、地元でも評判の高かったギャラリーで、私自身も展示作品に非常に惹かれるものがあったギャラリーです。ぜひ、バルセロナを訪れる際には参考にしてみてください^^
バルセロナに行ったら押さえておきたいギャラリー+2
1)アントニ・タピエス美術館
カタルーニャ(バルセロナのある地方のこと)出身のアントニ・タピエスの美術館。ピカソやミロとともに現代美術の巨匠の1人であるタピエス。ミクストメディアというさまざまな素材を混ぜた手法を扱ったアートの先駆者でもあります。タピエスの作品には十字のモチーフが記されているので、チェックしてみるとさらに楽しめます^^
こちら以外にも、市内にはタピエスを扱ったギャラリーがいくつかあり、ギャラリーめぐりをしていると自然に出会えますよ!
✓ 関連リンク アントニ・タピエス美術館
2)Werner Thöni Artspace
私の滞在していたレジデンス先のギャラリーです。スイス人のアーティストさんがオーナーをしています。「誰にでも開かれたアートをビジョン」としたアートスペース。世界中から毎年4人のレジデンスアーティストを募集すると共に、地元のアーティストを対象としたアートコンペも開催。
レジデンスは2016年3月で終わりましたが、今もSNS経由で連絡を取り合えるほど、良い関係を築けました。現地の情報は、外にいるとなかなか入りません。一緒に頑張れる人たちが世界中にいるっていうのは、心強いことです^^
ぜひ、バルセロナに行ったら訪れてみてください!
✓ 関連リンク Werner Thöni Artspace 【みじんこTALK】第11回~バルセロナのギャラリーオーナーに聞く「良いアート」とは?
みじんこは、世界の美しいアートをご紹介します!ヽ(=´▽`=)ノ