良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今日は、AmazonのプライムリーディングでKindle版が無料公開されているキングコング西野亮廣さんの『魔法のコンパス』をご紹介です。
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戦争がなくならない理由
タモリさんの考える「戦争がなくならない理由」がすごくおもしろくて。「人間の中に好きという感情があるから。LOVE & PEACEという言葉があるけど、LOVEさえなければPEACEになる」
確かに、好きな物にNOされる時って腹が立ちますよねぇ。好きをなくすっていうのは無理なので、争い方が楽しいものになればいいのかもしれないですね。たとえばスポーツとかはそうかもしれない。時に応援が過激化することは確かにありますが、争い自体がエンタメになってますよね。
お客さんがお金を払う理由
物があふれてきて、もうあんまりいらないなぁってなってきた時、私たちは何にお金を払っているのか。正直私は移動が多い生活なので、物をもらうのがあんまり好きじゃないんですね。持ち歩けないし、どうせどこかに詰め込んでおくだけになってしまうからです。自分の場合は自分がつくるもの、体験すること、にお金を払うことがすごく多いです。
音楽はダウンロードして聞けば安く上がるのに、それでもライブに行くのは、ミュージシャンとの距離感にお金を払っているというのは、すごくおもしろかった。一点もののアートは「モノ」の中では作家との距離感が近いものではあるなと思うのです。そこはデジタル作品や量産できるモノとの違い。ただ、それだけだと、手づくりのものが全部等しく距離感が近い、ということになってしまう。
「モノ」に距離感を感じさせるとしたら、その「モノ」自体にストーリーがあるか、つくった人が感じられるかですかね。つまり、好きなミュージシャンが使ってたギターピックとか言われると、すごく欲しい気がします。あるいは、エジプトの歴代の王が即位の時に必ず口にした器、とか。
アーティストとして、「現実」と「虚構」の境界をあいまいにしていく、というのを最近の私は試みていることもあり、作品に虚構の物語をのせてリアルにできないか、というのを考えてますよ!それでは今日はこのへんで。
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みじんこは、リアルだよ!ヽ(=´▽`=)ノ