かなり昔に日本のニュース(テレビ)で見たことがあった広厦天都城。パリそっくりの街並みを中国国内に作ったけど、実際は住む人がいなくてゴーストタウンになってるいう話だったのですが、現在はどっかの金持ちが買い取って人も住んでいるという話がありました。現地の様子とともに、中国人に話を聞いてみました。
スポンサードリンク
中国のパリまでの行き方
広厦天都城に行くには、杭州駅からタクシーが便利。だいたい30~40分くらいで着きます。日本と比べてタクシー代が安いので、そんなにお金もかからず行けるはず。
✓ 参考リンク 中国にエッフェル塔が出現?! 開発地区「ミニ・パリ」にレプリカ建設(AFPニュース) トレビアン!中国のパリ風ゴーストタウン「広厦天都城」へ行ってみよう。
なんか漢字が書いてありますが、ちょっと小高い丘に上がると、エッフェル塔につづくパリの街並みが見渡せます。なんかパリっぽい雰囲気になっていますが、これと同じ場所はフランスにはないみたいね。
この高台から裏側に回ると、ちょっとした山道みたいなのがあり、フランス郊外のような建物を楽しむことができるようです。
ちなみにこの光景をパリ在住のフランス人が「おー、フランス郊外そっくりやー」って言ってたので、たぶんそうなんでしょう笑。
では、エッフェル塔に向かっていきましょう!
本物のエッフェル塔の高さは312.3メートル。中国のエッフェル塔はちょっと小ぶりで108メートルとなっています。また、本物は上に登れますが、こちらは登ることはできません。
周辺にはあんまり人はいないんですよね。上海でよく見かける荷台に荷物を乗せて運ぶ人とかも見かけます。
こういうアパートに室外機みたいなのが取り付けられてあるところが「パリっぽくない」というのがフランス人のご意見でした。ここらへんの1階に中国料理店なんかがあるので、てきとうに入ってお食事もできます。
そしてなんと、シャンゼリゼ通りも!しかも漢字バージョンや!これに大ウケしたフランス人が一緒に行った中国人に「お前の国が大好きだよ!」って言ってました笑。感想いろいろあると思うんですけどね。パリ在住のフランス人でほかの人は「コピーされるなんてイヤ」っていう感想でしたし、中国人でも「町をコピーするなんて恥ずかしい」って言ってた人もいました。ちなみに私は「おもしろいのでOK」な人です。浅草とかがコピーされてたとしても本物と同じにはならないし、この規模で作られてるってすごくないですか。ディズニーランドの一種みたいだよ。
なぜ町を作るのか
これだけ大規模に町をつくるってすごいですよね。なんでこういうことをするのだろう、というのを中国人に聞いてみました。すると、中国は世界で人口が1位(13億人)、面積はロシア・カナダ・アメリカに次いで第4位の国で、「国内に十分なマーケットがある」んですよね。中国ではネットの海外サービス、Facebookやインスタグラム、Twitterなどが使えないですが、海外のサービスをシャットアウトしたとしても、国内だけで十分にビジネスがやっていけるのかもしれません。(中国国内にはまだまだ発展が必要な地域もあるので)
中国国内には広厦天都城だけでなく、他の町を模した町並みが多くあります。他国の町並みと同じような町をつくるということは「中国にそれだけの技術がある」ということを示す、国の威信を示すことにもなっているようです。
これらは個人の感想ですが、これだけ巨大な町をコストをかけて作る理由はなんだろう、と考えてみると、ちょっとおもしろいかもしれません。
広厦天都城で撮影されたMV
では最後に、こちらで撮影されたミュージックビデオのご紹介。ディレクターはアテネ出身でフランス在住のRomain Gavrasです。町の規模感が映像から伝わるかと^^
みじんこは、本物だよ!ヽ(=´▽`=)ノ