2015年の冬のおはなしです。この頃、自分のアート活動をどうやって広げていこうかいろいろ試行錯誤しているところでした。2013年からやってるプロジェクトで世界中の人々からアート作品を集めるSORAプロジェクトというのをやってるんですが、日本中のアールブリュット美術館に「展示機会もらえないですかー」ってメールをしてた頃のお話です。
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真冬の福島へGO
メールは基本的に返信ナシだったんですが、唯一返信をくださったのがこちら、福島の「はじまりの美術館」でした。建物がとても美しいんですが、こちらは築130年を越える酒蔵「十八間蔵」を改修してつくられています。運営母体は障がいを持つ方々の支援事業を行っている安積愛育園です。
✓ 参考リンク はじまりの美術館
2015年当時ですが、美術館では主に福島出身のアーティストや地元のアールブリュット(生の芸術)の作家を取り上げているというお話を聞きましたよ。
企画展は2年くらい前から準備しているものなので、なかなか展示スペースに空きは難しそうでしたが、エントランス部分に展示することもできそうだったので、可能だったらここで展示したいなぁと思っていました。この時はアートプロジェクトの売り込みにいってまして、はじまりの美術館だけが「とりあえず見にいらしては」という提案をくれたのでした。
確かに会場みないと分からないですからね。そんなわけで12月の真冬に福島に向かったのでした。
ほんとは展示したかった
SORAプロジェクトは2020年現在、世界17カ国56か所で地元の人に絵を描いてもらっていて、現在までに2300枚くらい集めているというプロジェクトです。下絵に線が引かれていて、順番に並べると線がつながって1つの大きな作品になるっていうものです。ただ、2015年当時は海外活動もしてなかったので、国内で集めたものだけでした。
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エントランスで展示できるかちょっと調整してみる、という話をしながらしばらくしたところで、担当してくださった方が退職されてしまったこともあり、すっかりお話は流れてしまいましたが、とても魅力的な美術館なので、お時間があればぜひ、訪れてみてください。(2020年7月までは臨時休館中のようです)
繰り返しと色の美しさ
はじまりの美術館に展示されていた作品で興味深かったのは、毎日の〇〇の日が書かれている円カレンダー。色合いも華やか。
ビビッドな色の美しさもひときわです。パターンっぽい絵を描く自分の作品とも近いところがありますが、繰り返しのリズムみたいなのにはなんか惹かれてしまいますよね。繰り返されることは予測がつくことなので、そういう安心感もあるのかもしれません。
絵の具を乗せただけの作品も、色の混ざり方がすごくきれいなんですよね。自分で一生懸命混ぜると、こういうカラーバランスってけっこううまくいかないので、全体の空気感を出せる感覚は素晴らしいなと思います^^
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帰り際に雪が降り始めてめっちゃ寒くなってましたが、オススメされた福島名物のソースカツ丼を食べて帰りました。カツ、おいしい!
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みじんこは、がんばってるよ!ヽ(=´▽`=)ノ