医療とアートに関して、いろいろ調べているところですが、カナダの美術館の試みのほか、イギリスがその辺りは進んでいるようですね。日本では筑波大学で実践的なプログラムがあるようなので、そちらをご紹介。
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アートと病院の関係、筑波大学の試み
「アートが病院と出会う~筑波大学の環境が生み出したコラボレーション」こちらはオープンコースウェアになっているので、コンテンツは無料で見られます。TEDみたいなのもそうですが、こうやって大学が「知」を抱えることなく公開してくれるのはありがたいですよね。
筑波大学の試みとしては大きく次の項目があります。
・入院患者の生活にワークショップなどのアート体験を提供
・病院の建築空間などの造形・デザインを快適なものに
・アーティストの活動の場としての病院
・患者のメンタルなケアを支援する活動
✓ 参考リンク アートが病院と出会う~筑波大学の環境が生み出したコラボレーション
「イギリスと日本の病院アートマネジメントの違いと学び」の項目で言っていたんですが、日本の機関の多くは政府の支援金で運営されているが、イギリスではほとんどが慈善団体によって資金調達がされているよう。また、その調達方法としても、助成金以外に富裕層に美味しい食事を提供し、その費用を運営費に当てるなど。シドニーではゆるキャラを販売してホスピタルアートの資金にしているみたい。
フランスでのアーティストインレジデンス(ACCR Europe)に参加していた時は、資金調達担当の人がいて、彼女があちこちで人に会い、事業の必要性や意義を伝えて資金調達していましたね。資金調達が援助や寄付頼みではなく、ゆるキャラ販売みたいに自分たちのビジネスでまわっていくシステムはいいよね。寄付もいいんだけど、相手の経済状況に依存してしまうので、いきなり打ち切られるということもありえるから。
病院のアートの究極の目的は患者中心の医療をすべての人に
非常に具体的に組織的にすでに進んでいるので、逆に言えば、一個人のアーティストがこれと同じことをやる必要性はまったくないということ。世間の「アーティスト」認識がどうなっているかは分かりませんが、私はアーティストというのは概念を覆す人だと思っているので、いろんなアイデアを出して社会という海に石を落としていくことが今の自分にできることかなと思っています^^
↑フラッシュアイデア的にこういうのをまずは、とにかくたくさん出す。
みじんこは、病院が好きだよ!ヽ(=´▽`=)ノ