韓国のアーティスト・イン・レジデンスから同僚アーティストをご紹介。今日はイギリスでの留学経験もあるDew KIMさん。ダンスがすごく好きだというDewさんは、みんなの前で踊ってくれたりします^^
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性別の壁を超えたい
LGBTQっていう言葉があります。レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの頭文字。ここ数年で韓国のLGBTQシーンはだいぶ変化が起こっているそうです。日本でも2015年からOUT IN JAPANというセクシャルマイノリティにスポットを当てたフォトプロジェクトがスタート。同性カップルのパートナー証明が発行される都市も増えてきて、社会を取り巻く状況も変わってきています。
✓ 参考リンク LGBTQ(コトバンク) OUT IN JAPAN
J-POP、K-POPが大好きだという韓国人アーティストのDewさん。踊ったり歌ったりが好きで、椎名林檎、aiko、倖田來未、きゃりーぱみゅぱみゅ、Perfumeなど日本人アーティストも好きだそうです(詳しい!)。J-POP、K-POPのダンスパフォーマンスを見ていると、たとえばEXILEは男性っぽいダンス、少女時代は女の子っぽいダンス、ですよね。ハイヒール履いて踊る男性とかなかなか見ないもんなぁ。しかし「この〇〇っぽさ」ってどこから来るのだろうと。こういう「性別の壁を超えたい(変えたい)」というのが韓国人アーティストのDew Kim。彼が制作していたミュージックビデオはこちら。衣装やダンス、曲もオリジナルです。
韓国のアートシーンでは最近、LGBTQやジェンダーをテーマにしたアーティストも多く活躍していて、2019年のベニスビエンナーレ・韓国パビリオンの代表3人に選ばれたsiren eun young jungもその一人。
✓ 合わせて読みたい Dew Kim(HP) siren eun young jung(HP) Korean Pavilion at the Venice Biennale
ゲイカルチャーの保護
Dewさんと話してて興味深かったのは、ゲイの中でも考え方がいろいろあるということ。同じセクシャルマイノリティとしてLGBTQは団結してやっていこう!と考えるゲイさんたちと、ゲイはゲイのカルチャーがあるから、他のセクシャルマイノリティと一緒にやってかなくてもいいんじゃないか、ゲイカルチャーを擁護すべきではないか、と考えるゲイさんたち。
LGBTQに限らずですが、あらゆる物事ってきれいに境界分けってできないんですよね。ゲイさんたちの中でも「ゲイカルチャーを守りたい」と考える人たちがいる、というところが自分にとってはかなり発見だったので、今日はそんなご紹介でした^^
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みじんこには、性別がないよ!ヽ(=´▽`=)ノ