良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今日は未来のお金の在り方を学べる「お金2.0」
資本主義から「価値」主義へ。感情や信頼、アイデアや優しさ、影響力、時間など可視化できなかったものが価値として見える化されるようになってきました。「モノ」ではない価値を持つ人、価値を創れる人に、別の価値がちゃんと還る時代になったようです。
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未来を方向付ける3つの要素
未来を決定するのは「お金」「感情」「テクノロジー」の3つ。この中で引っ張る力が一番強いのがお金。
経済が自然に似ていたからこそ、資本主義がここまで広く普及した
指標のなかったものも価値として捉えられる
アートは買う人と見るだけの人とが大きく分かれる業種(日本では特に見る人の多さが世界トップレベル)です。見るけど買わない。
なぜか、、
アートを持っていても自慢できる相手が少ない。
アートが投資対象になると思われていない。
アートの何がいいのか分からない。?
草間彌生の小品が1万円だったとして、ヒトは草間彌生の「作品」を買うだろうか、「グッズ」を買うだろうか。たぶん、多くのアートにさほど興味のない日本人は「グッズ」を買う。そのほうが実用的だから。
我々は見えない価値を自分で価値と認識する力が鍛えられていないのではないか。逆にそれは、展覧会の時にいつも「お菓子」を差し入れるように、「実用的な」価値で返すことになる。お金がかかってなくても、展覧会の宣伝BOTをTwitterで設定して毎日流してくれたりするほうが、アーティストとしては嬉しいし、ありがたい。
実用的でない価値を誰もが創れるということ。そういった価値を回しあうことで、社会に「価値」があふれていく。それはいいタイミングでちゃんと「実用」にも変わる。実用以外の価値の存在に気づけば、自分でいくらでも生み出せるはず。
みじんこには、見えない価値があります!ヽ(=´▽`=)ノ