良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今日はふたたび山口周さんの『知的戦闘力を高める 独学の技法』から、最近はやりの「抽象化」と洞察力の鍛え方をご紹介です。
スポンサードリンク
独学の最初のポイントは「戦略」
前回の記事でちらっと書きましたが、独学するときに最初に必要なのは「戦略を立てること」。何について学ぼうかというテーマをかなり細かく決めておくことです。「ふつうの人が社会を癒しているなと感じられるようにするにはどうしたらいいか」など具体的なテーマを常にもっておけば、学びが深くなりますよね。ぜひ、今日からやってみてください。
物事を抽象化するスキル
前田裕二さんの「メモの魔力」でも話題になっていた「物事を抽象化するスキル」。時代の変化が早くなっているので、新しいことを学んでも学んだことってすぐ古くなっちゃうんですよね。もうこの学んだことがゼロになる無力感、半端ない!しかし、学んだことを抽象化して他の物事にも転用できれば無駄になりません。
抽象化力、身に着けたい、、でもどうすればいいの!?
✓ 合わせて読みたい 変化する時代に対応する!『独学の技法』で知的戦闘力を高めよう!
本を読んで「あーこれためになったわあ」って思うことってけっこうあると思うのです。そしたら、そのためになったことについて、次の3つの点についてくわしく考えてみましょう。
1)学んだことはなにか
2)その知識の何がおもしろいか
3)ほかの分野に当てはめたらどんな示唆や洞察があるか
たとえば「独学の前に戦略を立てる」というのを学んだとします。これは、なんとなく独学するわけではなく、最初から「自分が何を学びたいか分かって学んでいる」ので、学びたいことに適した知識が得られた時に、それが身につきやすくなるというところが面白かったです。
他の分野について言えば、事前に「仮説」を立て、自分なりの答えを持っておくと、別の業種などでも使えそうです。たとえば急に魚屋さんになったとして、魚をいつもより1000円高く売る場合、その魚にまつわる物語やその魚と一緒に今日の献立に使える野菜セット(家族4人分)とかを売ってたら買われやすいんじゃないか、みたいな仮説を立てておく。その仮説をもとにコミュニケーションスキルの本を読んだりすれば、どんなテキストを用意して誰に声をかければいいかとか、学んだことがすぐ使えそうですよね。すぐ使えれば覚えたことを忘れなさそうです。
洞察力を鍛えるには?
洞察力と言うのは「物事の背景を推察できること」「それによって何が起こるかを予測できること」ということ。一つの出来事から派生する未来と原因(理由)について考えをめぐらすことができることです。
考えるってけっこう難しいですよね。頭がいい人が言ってることをそのまま繰り返してるほうが簡単に頭良さそうに見えるしずいぶん楽です。でも、「自分で考える」って楽しいんですよね。それが間違ってるとかはどうでもよくて。自分でなんか思いつく喜びを「独学」は教えてくれるんじゃないかなと思いますよ!
みじんこに知恵を与えてくれる人たちは本買ってくれるとうれしいですよ!よろしくね^^
✓ 応援しようみじんこ みじんこの旅を応援できるショップ OumaのAmazon欲しいものリスト
みじんこ、人気だよ!ヽ(=´▽`=)ノ