ArtStickerからシムラヒデミさんの作品をコレクションさせていただきました。
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糸を使った作品をつくられるアーティストさんなのですが、糸を並べることでパターンを作り出しており、ほとんどの糸が重ならずに並んでいるところから「すべての人の個性を賛美」している感じがしてとても好きです。人間が必要な基本的なこととして、衣食住ってよく言われますよね。その中でも糸は「衣」と深い関係があります。服のほとんどは糸を使っていますよね。この「衣」というのは、人のアイデンティティにすごく密接だなぁと思うのです。食事は周りからあんまり見えないし、住む場所は完全に理想の場所を選べないことも多いですよね。
でも、服って自分の着たいものを選びやすいですよね。色の選び方、動きやすさ、スタイル。そして服を着た姿は他の人から「見られる」ものです。服を選ぶというのは、自分のアイデンティティを支える行為だと思うのですね。
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実をいうと、私がアートをやってみたいと思ったばかりの頃、シムラさんのサイトには非常にお世話になったのです。独学で現代アートをやろうと思っていろんな本を読みましたが、具体的に何からしたらいいかっていうのが全然分かりませんでした。
発明であること
文脈を理解してつくる
とか言われても、何がそうなのかって初心者には分からないですよね。毎日作品をつくれと言われればその通りですが、作品をつくってる方向性が現代アートとして良いものになる方向性なのかが自分には全然分かりませんでした。
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シムラさんのサイトでは、アーティストステートメントをもつこと、ホームページは独自ドメインにしておくことなど、最初にやるべき具体的なことが書かれていて、とても勉強になりましたし、その通りにやりました。現役のアーティストがこうやって「これをしたほうがいい」というリアルな声を後進に向けて発してることってほとんどなくて、さらに日本語で読めるところはシムラさんのところぐらいだったんです。(シムラさんのサイトではアート系英語サイトを翻訳したものの紹介などもされていました)
2011年の震災以来、お世話になった人にお礼を伝えることを意識していた私は、シムラさんのサイトからメールを送り「本当に分かりやすくまとめてあって助かりました」というお礼を送りました。ご本人から丁寧なメールをいただいたことに感激したことを今でも覚えています。
特に、アートを始めてすぐにアーティストステートメントを立てておけたのは、その後の制作を深めていくにあたってとても重要なことでした。私の最初のステートメントは「治療の代替となるアートの探求」でしたが、今でも毎年1回くらいは全入れ替えしています。もっと深まったら変わる頻度が低くなるかもしれませんが、今は1年くらいで入れ替えています。アーティストステートメントを最初から決めてなかったら、何をしたらいいか迷い倒して時間だけが過ぎていたように思います。
自分が勇気を出してアート系の記事を書くようにしたのも、自分自身がシムラさんのサイトから学んだことが多かったから。ネット上に情報が出ていれば、独学で道を切り開こうとする人たちにちょっとでも助けになるかなと思ったからです。
比較しないこと
焦らないこと
これらは、シムラさんの記事のどこかに書いてあった言葉です(SNS投稿かもしれない)。周りを見渡して焦ってしまったり、他の人と比較して落ち込んだりしてしまう自分にとっては、自分を取り戻させてくれるような言葉でした。
アーティストというのは作品だけでなく、その存在自体が作品のように揺らぎない芯があり、存在によって周りの人を支えてくれるのだなぁと感じています。糸の美しさがハーモニーのように奏でられるシムラさんの作品はご本人の美しさとそっくりで、人それぞれの美しさを比較することなく称賛してくれているかのようです。
シムラさんは2020年7月10日現在、Shun Art Galleryでのグループ展に参加中です。もしお近くにいらっしゃる場合には、ぜひ寄ってみてください!
シムラさんの作品はギャラリータグボートでもお取り扱い中です。
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今日も読んでいただきありがとうございました!
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みじんこは、お世話になったよ!ヽ(=´▽`=)ノ