メリークリスマス!今年は上海での展覧会から始まり、エストニア滞在、韓国滞在、日韓関係の悪化、初の長編小説をしあげる、ふたたびの韓国、韓国の美術館での展覧会2回。タグボートのグループ展に参加、と振り返ってみればいろいろあった1年間でしたね。1年前のことがすでに前世のことだったんじゃないかと感じられるほどです。今年最後の大きな報告はもちろんこれ!ずっと夢見たSWATCHデザインについに作品を使ってもらえました!ばんざーい!たくさん売れたいよ!(^^)!
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オノマトペを使ってみたよ
Ouma作品って基本的に上下左右がないので、同方向に文字を並べたのって割とめずらしいんですね。今回は作品っていうよりも、SWATCHを買ってくれた人が、買う時も買った後も楽しめるといいなーっていうのを考えてつくっています。
✓ 合わせてチェック! SWATCH X YOU(購入ページ) お気に入りのアートでカスタム<スウォッチ>をつくろう! SWATCH @ ISETAN
このSWATCHって、絵柄の好きなところを自分で切り出せるので、世界で一つのオリジナルSWATCHをデザインできるんですよね。「文字」があまり入ってないほうがいいなって思う人は左側のほうを使ってもらうとほぼパターンのみのできあがりになります。
この作品のタイトルは「HIRAGANA(ひらがな)」。私はSWATCHを5本くらい持ってるんですが、割と好きなのはSWATCHアートピースホテル(上海)に参加したアーティストさんの作品のやつなんですね。なんで好きかっていうと、手書きのラインの不安定な感じが好きで。エストニアで陶器を買おうかなーって思っていろいろ見てた時に、陶器の裏にその人の名前がサインしてあったのもとてもよいなと。ちゃんとした物があちこちにあふれてきた中で、手書きの生々しさみたいなのが存在感を感じさせるようで好きだなぁと思ったのです。
原画はこんな感じ。Illustratorに取り込んで修正してます。
オノマトペとマンガ
SWATCHって海外ブランドなので、せっかく日本でやるなら日本らしさを入れたい。海外の人にもおもしろいなって思ってもらえたら嬉しいなと。そう考えた時に思いついたのは「マンガ的な表現」。最近、マンガ関連のライターをやり始めたっていうのもあるんですが、海外の若者たちのマンガ・アニメへの熱狂ってすごいんですよね、ほんとに。2016年に海外に行き始めて、今でもなんですが、初期のころは特に何言ってるかさっぱりわからなくて大変だった。そういう時、マンガ・アニメのおかげでだいぶ助けてもらいました。日本人ってだけで若い子たちにアニメネタを振られることが多かったんですね。日本人がつくったものが、こんなに海外の人に喜んでもらえてるって本当にすごいなぁと。マンガ・アニメが好きな人たちにとっては、日本っていう国自体もすごくいいイメージをもってるだろうし、その恩恵を日本人である私も受けられるわけで、そういう連鎖の中にいられることがとても感謝だったんです。
だから日本の人、あるいは海外の人がこのSWATCHをもった時に、「これ、ドロドロって書いてあるね、どういう意味?」みたいに会話が広がるといいなと。日本のオノマトペの表現ってすごく豊かなので、このSWATCHが海外の人とも文化交流するきっかけになるといいなと思ったのです。ちな、韓国では雷の音を「ウルルンカンカン」って言うみたいです。動物の鳴き声をフランス人と交換しあったのも楽しかった。言葉でお互いの感性を交換し合う。相手の国の言葉が分からなくても、そういうきっかけになるといい。漢字ってかっこいいんですが、あえて一切、漢字を使ってないのはそんな気持ちがこもっています。
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著名なアーティスト、クリエイターさんたちと一緒のプロジェクトに参加させていただけたのもありがたい!2019年12月25日から31日までの1週間限定で新宿伊勢丹にポップアップショップが出ますよ!ぜひこの機にたくさん買ってほしいですよ!
✓ Oumaの作品はこちらで買えるよ! ギャラリータグボートのOumaページ
みじんこも、SWATCHほしいよ!ヽ(=´▽`=)ノ