数年前に即興で長編小説を書いてみよう!と思い立ち、毎日ちょっとずつ書こうと思って結局20回と続かずに放置していた「うさぎのマリー」。自殺しそこなった女の子が、人形になって死ねなくなる前にちゃんと死のうとするお話です。
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物の命と社会の命がテーマ
中途半端に死んでしまった少女が目を覚ましたのは「モノ」たちの世界。ここでは人間が名前を付けると、モノはまるで生き物のように意志をもって動き出すのです。少女は自分にマリーと名前をつけ、完全に死ぬための旅に出ます。マリーは死ぬ方法を探すうちに、自分は自殺したのではなかったことを知り、自分を死に追いやった犯人を探し始めるのです。
もともとは即興小説だったので、コンセプトについては何も考えてなかったのですが、今回、改めて構成から考え直して再構築するにあたり、最近のアート作品のテーマを反映するようにだいぶ中身が変わりました。物に名前をつけると命(生き物)になるという世界は「愛着=生命」という生命観を表しており、これから出てくる登場人物によって、感覚や感情、世界全体との関係性が表現されていきます。
第一話をエブリスタで公開したばかりなのですが、無料で読めるのでもしお時間があれば移動中にでもサラサラ読み進めていただけるとうれしいですよ!
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長編小説執筆には挫折の歴史しかなかったんですが、短編を単行本1冊になるほどたくさん書くところから始め、即興書きは挫折しつつも長編だと破綻なく即興で書き続けるのが難しいという理由に気づけ、構成や登場人物の性格、物語をおもしろくするための葛藤はなにか、など問いかけつつ事前にプロットをつくる+すっごくざっくりした進行表をつくってから書き始めると、ちゃんと完結まで書き切ることができるんだなぁと学びました。
私は小説が出版されるというより、マンガ化されたり映像化されたり、別のモノになって広がっていくのを夢にしているので、ここからいろんな広がりのオファーがくるように、いろんな人に読んでもらえるようあちこち応募したり投稿したりしていきますよ!
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