「動く彫刻」モビールで有名なアレクサンダー・カルダー。あまりにあちこちで見るので、もうなにかがピヨンピヨンしてると全部カルダーに見えてしまします。
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ゆらゆらしつづけているので、見ててもけっこう飽きません。
魚の骨みたいな感じのがつながっていて、見ているとなんかバランスについて考えさせられます。色のついてるパーツ同士のバランス、複数のパーツがくっついているグループ同士とのバランス。
バランスというのは、静止しているよりも動いているほうが取りやすいのかもしれないという気になってきますね。
To coincide with the release of his biography, Calder: The Conquest of Space: The Later Years: 1940–1976, author Jed Perl wrote about fifteen key works for us to share with you. Read his thoughts on the hanging mobile Peacock: https://t.co/OGc5Bn6jlI pic.twitter.com/C4C6sWg5oN
— Calder Foundation (@calderfdn) April 22, 2020
さらに考えるのは、見ている「私」と作品とのバランス(関係性)です。
この作品はやんわり動いているので、止まっていても見え方が変わります。それによって、それぞれのパーツ同士のバランス(関係性)をやんわりと感じます。
特にこういう大型作品だと、自分との関係性は?という気になるのです。作品は動いていて、私は止まっている。それでもいいのですが、作品ともっと一体化してバランスを感じるのであれば、作品のように、自分も動いてはどうでしょう。
パーツ同士は針金によってつながっている。そしてやんわりと動き続けている。自分も目に見えないハリガネでくっつけられているかのように、モビールを「感じ」、やんわりと動いたら、自分が作品の一部になるかもしれない。
立って止まって鑑賞するのに、当たり前に慣れていました。
To coincide with the release of his biography, Calder: The Conquest of Space: The Later Years: 1940–1976, author Jed Perl wrote about fifteen key works for us to share with you. Read his thoughts on @SFMOMA's Tower with Painting: https://t.co/g2asOXhqTb pic.twitter.com/507S4RlC4g
— Calder Foundation (@calderfdn) May 27, 2020
でも、体験する作品があり、聴く作品があり、食べる作品があり、現代アートは多様になってきています。作品が鑑賞法まで分かりやすく提供してくる場合もありますが、そもそもなんで自分はいつも立ち止まって近づいて見ようとしていたのか。
気になる作品をじっくり味わうための鑑賞とはどんなものか。
モビールに合わせて動いた時、作品と一体感はあるか。もっと対話できる感じはあるか。次にカルダーに出会ったら試してみますよ!
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みじんこは、ふらついてるよ!ヽ(=´▽`=)ノ