ダウジングや自然薬などで治療を行い、不治の病の少年の助けともなったスイスのヒーラー、エンマ・クンツ。宇宙の法則を描いたとされるその規則的な図柄は、曼荼羅を思い起こさせます。今日は集団への医療について考えてみました。
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方眼紙に描かれた幾何学模様
ヒーリング能力があったというエンマ・クンツ。彼女が描いた画は誰かの治療のために描かれたものではなく、自身の疑問に対する答えとしてや、宇宙の法則を記すために描いたとされています。
彼女の作品を見ていると曼荼羅を思い出させますね。
✓ 参考リンク エンマ・クンツ美術館 静寂と色彩 : 月光のアンフラマンス(DIC川村記念美術館)
西洋医学以外の医療を考える
もともと獣医師だった私は、西洋医学について学んできています。上海に長期滞在した際に、中医薬の基礎講座を受講してきましたが、こちらは最初に哲学から習うんですね。生命力の源は「気・血・津液」。水金火木土が各臓器と関わり合っていて、西洋医学とは考え方がまったく違います。
ヒーリング的に考えるなら、「場所」が癒しになるパワースポットも各所にありますよね。あちこちで言われまくっているので、どれが本当のパワースポットなのか分かんなくなってますが。ホンジュラスの民族医療という記事を読んでいたら「妖術師」という人たちがいるよう(ゲームみたい!)呪術師は薬草が使える産婆さん、といった感じみたいですね。
医療は集団に向かう
西洋東洋問わず、医療はこれまで、ヒトを単体で見ていたようです。だから治療も個人が対象になる。ガチ医療でなくても、「癒しの~」とか称されるものや、甘いものを食べて「癒される~」みたいなのも全部個人向け。しかし、ヒトは集合体としても生きています。曼荼羅のように、関係性の中に生きている。であれば、医療は個人ではなく集団に向いたものが必要なのではないか。集合体を対象とした治療法として、アートは効果を発揮すると、私は考えます。
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みじんこは、妖術師だよ!ヽ(=´▽`=)ノ