アーティストにとって個展は一大イベント。なるべくたくさんの人に作品を知ってもらいたい。それが次の活動に繋がってほしい。
個展は基本的に入場無料ですが、会場に行くまでの交通費や時間はもちろん有料。足を運んでくれるだけでありがたいことなのです。そんな貴重な時間を割いてくれているのに、さらに差し入れまでしてくれる方がいるとは!なんてありがたいことなのだ!
しかしながら、ありがたいけど喜び切れない、そんなこともある。
今まで持ってきてくれた方、ごめんなさい。しかしながらいったんぶっちゃけよう。それでお互い嬉しい状態になれたら一番幸せじゃないか。そうは思わないか、諸君!
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1位:お菓子
個展にもってきていただくもので一番多いのがこちら。しかも高級菓子。これは来てくれたお客さんにお出しできるというメリットもあるので、本当にありがたいのです。しかし多い。下手すると個展開催中の食生活がスウィートなものになりすぎる。見映えは悪くても、日持ちする野菜とか持ってきてくれるほうが実はありがたい。あとはその日の夜にすぐ食べられるようなごはんとか。準備疲れしてるので、とりあえず食べられるものがあるとホントに嬉しいのです。
2位:お花
いくつかあると会場が華やかになるのは確か。ショップのオープン時には人目を引くこともできるので大事な要素です。しかし、ビル内の展覧会だと効果もあまり。そして一番の問題は、搬出時の荷物になること。コストを押さえようと作品を全部自分で抱えて電車やバス、自転車で搬出しようなんて人には重荷でしかない。さらに家に引き取っても四畳半のシェアハウスに置き場もない、とかね。
これ、もし花を送るなら、個展期間中だけのレンタルで、花屋さんが搬出日に引き取りに来てくれるとかいいよね。その分、花束でなくてダメにならない大きな鉢植えを安価に借りられるとか。
3位:モノ
なんかしらの「モノ」。だいたいは消耗品なんだけど、そんなに使わない消耗品とかもらっても、余っちゃうか、新品のまま放置という展開になりがち;つД`)。
いるものをいる人へ、送られて嬉しいものは?
さて、じゃあ作家が喜ぶことはなんでしょう?これはもちろん、作家ごとに違います。ただ、少なくとも1位はゆるぎないはず。
1位:作品・グッズを買ってくれる
会場に展示している作品や販売しているグッズが、欲しいと思った人に買われる。こんなにありがたいことはないです。継続のための一番の励みになる。
ただ、義理で買われるのはすごく嫌です笑。
✓ 参考リンク 世界の悪をやっつけよう!Oumaの細胞作品やグッズが買えるサイトまとめ
2位:Amazon欲しいものリストから欲しいものを送ってもらう
アート作品というものを欲しいと思わない人がいることも、私は十分に理解します。あるいは、「私の」作品をいらないと思う人がいることも。たとえば、音楽は好きだけど、パンクロックは聞かない。だけど、パンクロックバンドを一生懸命やっている友人は応援したい、みたいな。
画材をくれるというのも本当にありがたいのですが、「あー、ちょうど買っちゃったやつだー」「うーん、今はいらない」みたいなことも起こりかねない。そういうことをなくしてお互いハッピーであるためには、個展の片隅にAmazon欲しいものリストのURLを置いておいて、さりげにそこから買ってもらえると、必要なものが届いてお互いハッピーです。
✓ 参考リンク OumaのAmazon欲しいものリスト
3位:ターバン野口(お金)を送る。
しかし「Amazon?よく分からない」という人がいるのも確か。「ネットでお金払うとかコワイわぁ」という人がいるのも確か。そしたら、お金をプレゼントするというのはどうでしょう?
もちろん、お金を直接だと「それはちょっと・・・」と受け取り辛い気持ちもありますよね。そこで、お金で「ターバン野口」をつくるとかどうでしょう?これなら笑えるし、受け取る側もお金を受け取ってるというより、ターバン野口を受け取っている気持ちになれて楽しい。しかも本当にお金なので、あとで好きなことに使える。
実質1位:展覧会情報をシェアする
繰り返して言いますが、展覧会は来てもらえるだけで十分ありがたいのです。何かしよう、おみやげ持ってかなきゃ!と思う必要はまったくないです。もし来られなくても「こんな展覧会やってるよ!」とシェアするだけで、十分に大きなサポートです。そのシェアをきっかけに別の人が足を運んでくれる可能性だってある。その人のシェアをきっかけに、こんなの見たかった!っていう人が足を運んでくれるなら、みんながハッピーです^^
そもそも、アートというのは、これまでの自分の考え方に違う視点を与えてくれるもの。もしもいつも「お菓子をもっていこう」と画一的に考えていたなら、「今回は海外旅行で使い切れなかった海外の小銭を持っていこう」とか、「肩たたき券100年分」を持っていこうとか、ちょっと違ったアイデアを試したら、自分自身も楽しめると思いますよ!
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