良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今日はユニクロ柳井正さんの「一勝九敗」から、起業家・経営者の心得と経営理念についてご紹介。
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柳井さんが考える起業家十戒とは
1)ハードワーク、1日24時間仕事に集中する
2)唯一絶対の評価者は、市場と顧客
3)長期ビジョン、計画、夢、理想を失わない
4)現実を知る。その上で理想と目標を失わない
5)自分の未来は、自分で切り開く。他人ではなく、自分で自分の運命をコントロールする
6)時代や社会の変化に積極的に対応する
7)日常業務を最重視する
8)自分の商売に、誰よりも高い目標と基準を持つ
9)社員とのパートナーシップとチームワーク精神を持つ
10)つぶれない会社にする。一勝九敗でよいが、再起不能の失敗をしない。キャッシュが尽きればすべてが終わり
経営者として必要なこと
本書には経営者としての十戒と経営理念も紹介されています。経営者十戒は「柔軟性、挑戦、結果を出す、即実行、現実を直視しつつ高い理想を持つ」といった感じ。理念は23項目もあるのですが、「顧客を創る、社会に貢献する、差別をなくす、正しい方向に向けて忍耐強く努力する」など。決して自社利益のみに目が向いているわけではない(もちろんファストファッションによる環境破壊や劣悪な労働環境の問題もありますが、対する取り組みも生まれている)これ、つまりは美意識をもつことだと思うんですよね。山口周さんの「世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」にも「真・善・美」に基づいた意思決定の重要性について書かれています。経営者は社員の人生をある程度抱えるので、プレッシャーも大きいはず。「美」は迷った時に方向性を示してくれるに違いありません。
✓ 参考リンク 光と影….ファストファッションが抱える問題
みじんこは、勝ちっぱなしが好きだよ!ヽ(=´▽`=)ノ