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みじんこ漫画で学ぶファブリス・イベール~アートと社会について考える

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みじんこ漫画で学ぶファブリス・イベール~アートと社会について考える

生命とは何か、から生物とは何かについて考え中のみじんこ。今日はフランス人アーティスト、ファブリス・イベールの作品をご紹介しながら、社会とアート、アートとサイエンスについて考えてみました。

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最年少で金獅子賞受賞のファブリス・イベール

ファブリス・イベールは、1997年のベニス・ビエンナーレで、フランス館をテレビ局に仕立てた作品を発表。この作品でこれまでの最年少で金獅子賞を受賞した経歴の持ち主。ファブリスは1961年生まれなので、36歳の時ですね。2008年にワタリウム美術館で行われた「ファブリス・イベール たねを育てる展」では、こんな言葉を残しています。

「僕は森を育てるように、アイデアを育てている」

参考リンク  仏現代アートの鬼才、ファブリス・イベール

こちらの展示では生野菜で創られた野菜人間(「エム・アイ・ティ・マン(Mit Man)」)のほか、農地みたいなエリアが館内に出現。ミミズと蜂とハエを育てる「飼育」が発表されました。「飼育」はダミアン・ハーストの「千年」(牛の頭部に蛆がたかっている作品)を思い出させますね。

参考リンク  ダミアン・ハースト展/ Damien Hirst, Exhibition @Tate Modern, London

こちらの記事にファブリスの次のような言葉が紹介されています。

「僕がアーティストでいつづけることの一つの理由はヨーゼフ・ボイスがいたからだ。」と語っている。「物理的な作品だけを発表していく狭い意味での作家とは呼ばれたくない。アートと社会を行き来する橋渡しとなるような作品を作っている。」

記事中では、ボイスが「作品とその行動は政治、経済、自然学、医学、植物学といった異なるジャンルから出発してアートへとアプローチしていった」のに対して、ファブリスは「社会から分離してしまったアートをもう一度社会のそれぞれの分野に戻していく、さらに両者間でキャッチボールのように行き来するという動きを持たせている」と紹介しています。

参考リンク  ファブリス・イベール  Fabrice Hybert

社会を変えるのはアートなのかサイエンスなのか

免許がなければ勝手に医者と名乗れないのと違って、アーティストというのは、誰でも今すぐ名乗っていいものです。多くの人にとって、アーティストの認識って絵を描く人、音楽を創る人、つまり作品を創る人ではないでしょうか。先日、アーティストは社会を変える存在と言われたけれど、作品1つ創ったところで社会はなんか変わるのかい?って思うのです。西洋美術は革命の歴史というけれど、もともとその革命はあくまで「美術」の中の話でした。確かに印象派みたいな絵が一般に広く愛されるようになった、という意味ではゆるやかに時間をかけて変わってはいるのでしょう。ボイスのように社会に直接的に訴えかける人も現れた。でも、科学技術の進歩のほうが、もっと劇的に社会を変えてませんか?
電気ができて電話ができて、インターネットができて。良い悪いは別として、社会を変えたインパクトとしては、科学技術の方がよっぽど大きく、また具体的にふつうの人たちの日常に役立っているのではないでしょうか。
じゃあ、サイエンスはアートなのか。一部はそうなんでしょうが、アートというのは「真・善・美」の連鎖なのかなと最近は考えています。洗濯機が便利でも自分の生き方を見直そうとは思いませんが、美に触れた時に心が動かされ、善く生きたくなる。科学は邪悪な利用のし方ができる。それを踏みとどまるために、心がアートである必要があるんじゃないかと。今日はそんなことを考えました^^

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みじんこは、飼育されてるよ!ヽ(=´▽`=)ノ

みじんくん と みじこちゃん

「育つよっ」
「スクスクだよー」

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