良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今日は小山登美夫さんの「見た、訊いた、買った古美術」から、アートの見かたをご紹介。
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小山登美夫さんがアートを見る時に重視すること
技術はアートの見かたの中でも、割と分かりやすいジャンルになるかな、と思っています。そして実は、私はあんまり重要視していないんですよね。あったほうが説得しやすいし、身につけるならつけたほうがいいです。でも作品の良さのコアな部分ではないと思うんですよね、もちろん作品によりますが。漫画でおもしろいのはストーリーなわけで、絵が微妙でも進撃の巨人はおもしろい。ワンパンマンの原作もおもしろい。その「おもしろさ」を創れるかどうかが価値だと思っています。それは技術的なおもしろさも含めて。
古美術は古いからいいわけではなく、今でも感動を与えてくれるからいい。
私は画面から作品の良し悪しを見極められるレベルにないので、作家のポートフォリオ(1点でなく過去からの変遷)、ステートメント、普段の行動などさまざまな部分を見ます。でも一番は意欲と変化です。高いモチベーションをもって、自ら改善しつづけること。それができれば、今はみじんこみたいなのを描いていても、10年後には全然違うものを創り始めるはずだから。
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みじんこは、現状維持です!ヽ(=´▽`=)ノ