良著を濃縮還元してお届けするみじんこブックレビュー。今回は岡本太郎の「壁を破る言葉」から、気になる言葉をピックアップ。さらにそれに対して返答してみました。
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意外なことに(?)爆発的な単語が一つも出てこない本書w
まっさらな目をもて!そして目的を捨てろ!
私は目的があったほうが自分を活かせるので、まっさらな目とまっさらな目的をもって生きます^^
趣味的になっては駄目だ。もっとも効果的に、本質的に社会に対立する、その方法を定めることが芸術の技術だよ。
新しい概念の提供というのは、対立ではないと思う。社会に対立することは本質ではない。社会を飛躍させることが芸術の本質。
音感がいいとか悪いとか、そんなことはどうでもいい。大体、画才があるやつにロクな絵描きはいないんだから。センスなんかに頼るから駄目なんだ。
センスがあるのは素晴らしいことだと思うけど、センスがなくても学びつづけること、改善しつづけることが大事。自分の前作を毎回超えていくこと。
無経験の素人でも、感覚と言いたいことがあれば、いつでも芸術家になれる。何を言いたいのか、それが自分ではっきり掴めていないから、表現に迷う。肝心なのはモチーフだ。
何を言いたいのかはっきり掴めていないから迷うというのはその通り。その核となるのがステートメント。ステートメントがあっても表現に迷う、というか悩み続けます。
芸術は本質的に、けっして教わることはできない。弟子になろうなんてやつは、それだけで芸術家失格だ。
美大の存在意義は・・・?
理論で作品は創れない。
理論だけで作品を創ることもできるし、理論そのものが作品となることもあるはず。それが芸術の自由さ、懐の深さだと思います。
他人のものはもちろん、たとえ自分の仕事でも、なぞってはならない。
同じことをくりかえすくらいなら、死んでしまえ。
割と死ななきゃいけない予感。
芸術の技法というものはない。芸術はメッセージだ。伝えたいものがあるならば、言うことは自ずから決まっている。いちばん適格に、言いたいことを表す形はなにか。それは自分にしかわからない。
つまり、言いたいことがない者は芸術家にはなれない。
芸術は自然科学と異なり、連続的な発展をたどるよりも 断絶によって 創造的に飛躍する。
すぐれた芸術には、飛躍がある。創造だから。かならず見るひとに一種の緊張感を要求する。
飛躍するほどの創造をつくれるまで、驕ることなく精進します。みじんこ。
ひとが「あらいいわねえ」なんて言うのは、「どうでもいいわね」と言ってるのと同じなんだよ。
そのとおりw こういうほんわり褒め言葉を浴びるくらいなら、なるべく厳しい質問や批評を浴びた方がいい。それは成長度がぜんぜん違うからだよ。納得できない批評をされた場合には、その場で言い返すこと。言われた分、とことんボコり返せ。そうしてるうちに「話す」力がちゃんとつく。
芸術愛好家は誰かが新しいものを創りだしてくれるだろうと待ってばかりいて、自分が創ってやろう、という気持ちを持たない。
たとえ自分が創りださなくても、これこそと思うものは自分の責任で、徹底的に支持すべきなのに。
芸術でなくても、自分が好きなものはなるべく紹介していきたい。あらゆる創作は常に「売れない」「理解されない」リスクを抱える。徹底的に支持するパワーは自作のために使ってしまうけど、好きなものたちは、少しでも知られ長く生き残り、創作をつづけてほしいです。
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みじんこは、爆発しないよ!ヽ(=´▽`=)ノ