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ドラマ「重版出来」から考える出版事情~電子か紙か、作家を応援するためにできることを考える

  • 1月 24 / 2019
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みじんこレビュー

ドラマ「重版出来」から考える出版事情~電子か紙か、作家を応援するためにできることを考える

中学生の時には編集者になりたかったのになぜか獣医になっている私。ドラマにあるように、好きな作家の作品の最初の読者になれるというのが憧れそのものでした。編集部を舞台にしたドラマ、「重版出来」では、本にまつわるいろんなエピソードを知ることができます。おススメ^^

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重版出来(しゅったい)!とは

最初にタイトルを見た時、「じゅうはんでき」かと思ったんですが、「じゅうはんしゅったい」と読みみたいですね。本が売れて重版がかかることで、出版業界に関わる人全員が幸せになる言葉だそうです。内容はバクマンという漫画に近いです。バクマンはジャンプの漫画家さん視点ですが、こちらは青年誌の編集者視点で、作品を売る苦労や作家とのやりとりの苦労などが描かれています。

参考リンク  重版出来!

余った本が処分される衝撃

ドラマの中で驚いたのは余った本がドバーっと処分される現状。新品の本たちが大型の機械に乗ってざざーっと廃棄処分されていく。ピカピカの新品本なだけに悲しい。特に自分が著者側だったらショックだろうなぁ。雑貨とかもそうなんですかね。あとは「1話分試し読み」みたいな本を新刊を切り崩してつくっているのにもびっくりしました。在庫になってる1巻を切り崩して、売れそうな時に試し読みしてもらうんですね。ネットの試し読みきっかけでちゃんと買ったりレンタルしたりした本は多いので、一部読めるってけっこう大事ですよね。切り崩された他の部分は捨てるのだろうし、在庫として残して後で捨てちゃうよりは、そうやって少しでも読んでもらえるようにするってことなんですね。

紙派か電子派か

どこにでも持ち歩けるのが便利で電子書籍派の私ですが、2017年に初めてコミックスは電子書籍の売り上げが紙を上回ったようです。分厚い本とか片手で読めないし、線を引いたり検索かけたりできる都合上も考えると、電子書籍のほうがだいぶ便利。これから出すすべての本は電子化してほしいです、ほんとに(輸送コストを考えると海外から古い文庫本とか発注しにくい)
電子書籍は古いor人気漫画の1巻なんかは無料版もけっこう出回っているので、そもそもタダで読めたりします。古い漫画が電子書籍で1冊100円とかになってたら、当時は子どもで買えなかったというファンが今になって全巻集めるとかもありえるんじゃないですかね。ちなみに私は音楽も電子派なので、CDはマジいらないです。音源だけで十分。

参考リンク  電子コミックスの売り上げ、紙コミックスを初めて上回る

紙で欲しい本

そんな超電子派の私ですが、紙で買う本は主に絵本、あとは寄藤文平さんの著作類(死にカタログ、らくがきマスターがおススメ)。絵の素晴らしさ+電子だと読みにくいものですね。気に入った本が詰まった本棚を見るとワクワクする^^

電子書籍は作家の応援にならないのか

電子だろうと紙だろうと、「買う」という行為は作家の応援になるはず、、と信じているわけですが、最も作家さんを応援する方法は、今のところ「出たらすぐに紙で買う」ことのようです。

参考リンク  「電子書籍の購入は作家の応援にならない」は本当? 現役編集者に聞いた

出版社としては各単行本、ひいては作品全体の成功/失敗の判断は、あくまで紙媒体での収益で計っているのです。
紙媒体の場合、実は一冊も本が売れなくても刷り部数(10,000部分)のお金が入って来るのに対して、電子書籍は実売数の分しか入ってこない

ただ、前述したように「コミックス」の場合は電子での利益率がかなり高くなってきています。また電子書籍は自分でつくることができるので、絵のうまい人はイラストブックを自分でつくり、利益率を高めに設定して、自分に流すようにするのはできそうですよね。あと、紙の場合はある程度で中古書店に売っちゃうっていうのがあり得ると思うんですよね。家が手狭になってしまったから、という理由で。自分の場合ですが、そうして手を離れてしまったものを再び買い直すっていうことはまずありません。同じ作者の新刊でも買わないかも。なぜなら「手放す」という決断をした段階で、そこまでファンではなくなったから。でも電子は「売れない」から手放さない。自分の電子本棚を見返すたびに作家を気にするので、どこかで見かけた時は作家への愛情をどこかで持ち続けられると思うのです。

参考リンク  「電子書籍の購入は作家の応援にならない」はずがない

出版事情といえば『海猿』『ブラックジャックによろしく』などの漫画家・佐藤秀峰さんがこんな著作を出しています。(Kindleだと無料で読める)

漫画家として「食べていく」というのが非常に厳しいというのがよく分かる。最近ではパソコンソフトがよくなってきているので、背景を写真から簡単に起こせるようになった分、アシスタントコストが減ったかもしれません。(その分、アシスタントで食いつないでデビューを狙う人は減ったのかな?)

作家を応援するためにできること

アーティストというのも専業でやっていくにはそれなりにギャンブルな人生なんですが、自分がそんなのをやっているからこそ、どんなジャンルであれ自分が好きなものは長く創り続ける立場にあってほしいなと思うのです。本人がもう十分作ったからいいや、というのであればいいのですが、作りたいけど経済な事情、家族の事情など、自分の思い以外の部分で諦めては欲しくない。
そういう時に作家を応援する時にできることは「買うこと」「時間を使うこと(プロモーション)」「作家の時間を奪わないこと」です。好きなアーティスト、小説家、漫画家、ミュージシャン、俳優、映画監督さんたちと話せたら絶対嬉しいけど、自分に構ってもらう時間よりは「創る」時間を優先してほしい。なぜなら私は、その人が創る物が一番見たいから。


みじんこは、好きなものを広めるよ!ヽ(=´▽`=)ノ

みじんくん と みじこちゃん

「知ってほしいよっ!」
「好きなものが長生きしてほしいよー」

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