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無名の漫画家や小説家がバイトすることなしに制作に専念できる恩送りシステムについて考える

  • 5月 25 / 2019
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無名の漫画家や小説家がバイトすることなしに制作に専念できる恩送りシステムについて考える

以前、株式会社がすごくいいシステムだと紹介していた記事を読みました。お金がなくても、みんなでちょっとずつ出し合うことで失敗のリスクを回避しながら、儲かったら山分けできるというのが株式会社のシステム。このシステムによって多くの人が挑戦できるようになったと。うまくいったら出資した人も儲かるわけですから、みんなハッピーですよね。現代アートも、ほとんどは死に絶えるという事実はあるにせよ、応援してたアーティストが活躍してくれれば、買った作品の価格は大きく上がるわけなので、最初に応援してた人が一番得することになり、ハッピーです。こういう株式会社的なシステムを、まだデビューできてない漫画家さんや小説家さんに置き換えられないかというのを考えてみました。

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生活のための時間と創作のための時間

アートにしろ小説にしろ、まだ売れていない時には、創作とは別に、生活資金を稼ぐための時間を取らないといけません。実際に働いている現場をモデルにして、リアリティのある物語や絵を描けるというメリットもあるので、稼いでいる時間がまったく創作にとって必要がないとは思いません。特に「物語」をつくることに関していえば、いろいろな経験があったほうが、リアルな話がバラエティ豊かに書けるんじゃないかなと思っています。というのも、長くやってる漫画家さんで、ファンタジックな世界観ではない作家さんの場合、主人公のシチュエーションに「漫画家」や「出版社」とかが入ることってけっこうあるんですよね(←漫画で世界を語りがち)
漫画や出版社が舞台になっていれば、リアリティをもった物語として書きやすいんだろうと。小説を読んでて漫画家が出てくるものをほとんど読んだことがないので、漫画家が描く漫画家の話ってけっこう多いと思うんですよね。ってことはつまり、別の経験をもっていることがそれだけで強みになります。

ただ同時に、小説だったらやっぱり文章を書かない限りはうまくならないし、自分のクセみたいなのも分からない。絵も同じですよね。この画材ってこんな風になるんだ!みたいな経験が次の制作に活きることがある。生活費を稼ぐのが忙しくなりすぎて、創作自体ができなくなってしまったら、それは本末転倒。そこでこんな小説家・漫画家育成サイトを考えてみました。

あらすじやラフ画をアップして、それで「おもしろそうだな」と感じたら少額から支援できるシステム。継続して書いてる人に関しては、本文を見ておもしろければ出資でもいいと思うんですけどね。一番最小単位として「あらすじ」「ラフ画」のみでも支援可能ということ。
noteみたいに作者に支払えるサイトはあるんですが、あれは単に払うだけでリターンは返らないですよね? こちらは出資額に応じてリターンが返る。たとえばX000円以上支援すると奥付に名前載るとか (全員でもいいかもしれないけど、膨大になりすぎるケースを想定して何冊目からはX円以上とか規定を設けてもいいかも)。最初に支援している人たちは、本に自分の名前が載っているわけだから、末永く人に自慢できるというのも価値になる。物語の進捗はそれぞれサイト内で公開され、一冊分になったら無事に公開。これまでに本の費用分くらい支援している人は、ここで電子書籍を無料ダウンロードできる。
さらに、すごく売れた場合は、出資額に応じてサイト内で使えるポイントが手に入る。これはサイト内通貨として使える。

得られたポイントは、別の作品に出資したり、有料の小説や漫画を読むのに使えるので、自分が初期に応援してた本が売れれば売れるほど、自分にもメリットがある。なんかね、ものっすごく売れた作家さんって何億円とか入るって聞くじゃないですか。それは本当にその人の功績なので、全部その人の総取りで当然、というか、それほど人気のコンテンツを生み出せた段階で、そのコンテンツで食べていける人がものすごく増えているので、大金得られて当然なわけです。しかし、その中からちょっぴりだけ、次の作家にまわしたり、一度売れたけど、その後売れなくなって再起をかけたい人とかにまわせたら、ちょっとだけ余裕をもって創作する人が増えないかなと。
自分の場合は、なんですが、数人でもつくったものを本気で「おもしろい!」って言ってくれる人がいると、一度折れてもまた頑張れるんですよね。少額でも期待をかけてくれる人がいたら、その人に恩を返したいなと思う。株式会社もそうですよね。頑張って事業を成功させ、出資者と一緒に「よかったねー!」ってやりたい。そうして成功した人が次の人たちを支援する。現代アートも、すごく売れている作家の収益でギャラリーは若手を育てていくわけだから、システムとして恩送りの連鎖ができているんですよ。小説とか漫画もそういう連鎖があるといいのになって思ったのでした。

このシステムを考えるにあたって大事なポイントは、作家側に「制作」以外の負担をかけるようなことを最初から入れないこと。たとえば初稿本に全部にサインを書いてプレゼントとか、作家を交えた懇親会にご招待とかを入れないこと、ですね。作家側が自主的にやる分にはいいんです。でも、こういうのが入れば入るほど、生活費を稼いでた時と同じで、肝心の制作時間が削られてしまいます。もしも制作時間が削られたことにより、おもしろいものが作れなくなってしまったとしたら、作家として長く生きていけないんですよね。それは出資者にとってもデメリット。だから、「つくったもの」の価値が上がった時に、初期に応援してた人が得をする、という基本軸のもとに考える。これだと、作家の義務はおもしろい物語をつくることだけ。それに集中していれば、応援してくれる人たちに出資してもらえ、ちゃんと売れたら応援してくれた人たちも得をする、というシステムになります。握手券的なメリットや小説に誰かを出すなど、時間や創作物に縛りがあるリターンについては、作家本人が希望する場合には追加できるようにするといいのかなと。

Valuとかは近いのかもしれないですが、小説・漫画に特化したものとして考えてみました。
そんな私は長編小説を人生で初めてまともに書いていますが、polcaで進捗をアップしています。メリットは奥付に名前を載せるしか入れてないですが、ちゃんと出版できた暁には「俺、一冊も出してない時から応援してた!」って自慢してもらえるよう、頑張れてますよ!ありがとうございます^^

合わせてチェック  Oumaのpolca(長編小説制作中)


みじんこは、映画化されたいよ!ヽ(=´▽`=)ノ

みじんくん と みじこちゃん

「漫画家もされたいよっ。」
「観光大使になりたいよー」

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