上海シティの南部に円形の人工湖があります。Google mapで見るとほんとにまんまるなところがおもしろいのですが、今日は人工湖から自然と人工について考えてみました。
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ドイツの会社が設計した滴水湖
2003年に完成した滴水湖は、ドイツの会社によって設計されたものだそうです。Google mapで見ると分かりやすいくらいまんまる!
✓ 参考リンク 滴水湖(上海ナビ)
これだけ見ると「わー、人工っぽーい」って思ってしまうのですが、ちょっと「おや」となってみたんですね。いや、なんで円形だと人工っぽく感じるのだろう、と。よく考えたら水滴って丸くないですかね?
自然の中には「完全な直線」は光しかない、という話もありますが、少なくとも光は直線だし、雪の結晶とかもかなり直線構造ですよね。完全な円かって言われると微妙ですが、血管とかも円形です。
✓ 参考リンク 自然界に直線のものが無いのはなぜですか?
いつの間に直線的、円形のものを自然ぽく感じなくなってしまったのだろう、と。円形=人工でも別にいいんですが、人工というのを自然と対比してあんまりよくないもののように捉えてるところってないですかね。私は人工は自然に内包されると考えている人だったのですが、「自然」っていう概念自体が非常にあいまいなんですよね。
いつの間に私(たち)は円形を人工だと思い込んでいるのか。確かに、地形の中に完全円形って少ないかもしれない。でも、隕石がバコって落ちた痕、『君の名は』に出てくるクレーター的湖はかなり円形ですよね。「人工」と名付けたその気持ちの裏に「人工はよくない」「中国だから」みたいな偏見あるいは差別みたいなものがあるんじゃないか、とふと思ったのです。自然自体はそもそも、自然と人工を区別していない。区別しているのはヒトの側で、もしかすると、その「区別する意識」こそが「人工物」なのではないか、と思ったのでした。
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みじんこは自然だよ!ヽ(=´▽`=)ノ