「~かしら」という語尾表現って小説ではよくありますよね。リアルで使っている人はほとんどいないと思うのですが、小説の場合は自分で書く時も読む時も「~かしら」と書くほうがなんかしっくりくる。頑張ってリアル言葉に近づけようとすると、けっこう難しい(会話だけで誰が話しているのかを伝えるにも技術が必要になる)。
今日はそんな感じで、リアルだとなかなかないけど、虚構の中ではよりリアルに感じられる言い回しを集めてみました。
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1. ~かしら
まずは冒頭の「~かしら」。本当にそんなことってあるのかしら。みたいな使い方ですが、リアルで使うとなんか発言がギャグっぽくなります笑
2. えっ、っていう驚き方
映画でよくある「えっ」 重大な事実を告白されて驚く時の「えっ」ですが、「ええええ~~」っていう驚きじゃなくて、小さく短い「えっ」のほうです。「えええええ~~」はあるんですよね、割と。でも、「私、本当はこの家の家族じゃないの」「えっ」みたいな時の静かな「えっ」 リアルでそんなシチュエーションになることもあんまりないと思いますが、こういう時って声出さずに黙りません?あるいは「そうなの?」とか「ほんとに?」とか。小さくさりげなく「えっ」って驚いたことってありますか?私はないです笑
3. みじんこ・・・くん
名前切りの言い回し。漫画とかでもけっこうありますよね。「山田・・・くん」「みじこ・・・ちゃん」物語に強弱つける「溜め」になりますが、リアルではこういう切り方しないですよね。
4. ふっ、という息の吐き方
言い回しではないですが、言葉を溜める息の使い方。「ふぅっ。そうね、私もそうできたらよかったんだけど。幼かったのかな、あの時は」みたいな時とか、犯人が探偵に証拠を突きつけられて観念した感じの「ふっ」とか。リアルでこういう息の使い方してる人がいたら、ちょいウザですが、物語の世界だとリアル感ありますよね。
なんか昔、グラビアアイドルさんが「リアルではありえないポーズをすると写真ではリアルに(美しく)見える」と言ってたことがあって、なるほどと思ったことがありました。虚構の世界のリアリティとリアルの世界の虚構の表し方の違いがおもしろいですね。作品にできそうです笑。
みじんこは、リアルだよ!ヽ(=´▽`=)ノ