韓国大田(テジョン)のアーティスト・イン・レジデンスにはスタディプログラムというのがあって、自分の好きなことを何か一つ、12時間学ぶことができます。韓医薬も気になりましたが、私が今回選んだのは「セラミック(陶芸)」
TEMIに参加していたアーティストさんでもあるKim MyungJooさんのアトリエで教わっています!
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初めての陶芸づくり
私の陶芸キャリアがどのくらいかと言うと、、小学校の時に美術の時間で土器をつくった思い出とー、、中学生の時にマグカップに色付けた思い出が最大限ですかね。陶器はもともと大好きで、中学生くらいの時から旅行に行くたびにその土地の陶器を買い貯めています。いつか毎日これを使って暮らす生活がしたいと思いながら、今はすべてしまい込んでいます(涙)。
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自分の備忘のために作り方をざっくりメモ。陶芸用の土っていろいろあるみたいですが、土の中に細かく「すでに焼いた土(シャモット:仏語)」が入っています。これがあると土が強くなるみたい。まずは大きな土の塊を切り出し、中の空気がなくなるように練り込みます。機械で練る人もいるみたいですねー。手作業だとなかなか難しい。土の中に空気が入っていると割れたり、窯が爆発(!)したりします。
基本の作り方をいろいろ教わりました。底をつくってから壁を重ねて高くしていく方法や、
平たい壁をつくっていっぺんにくっつける方法。これらの方法だとなんとなく平らな部分ができてしまい、私が今回作りたいイメージにはなかなかならなかったんですね。(単純に初心者には継ぎ目を滑らかにするのが難しいというのもありました)
割とできそうだったのが、丸い塊をつくってから、中を押して器にしていくパターン。指が届く範囲のものだとこのやり方のほうが初心者向けかも。
たくさんできました!作業中断する時には↓このようにビニールをしっかり巻き、上から霧吹きで水をかけて保存します。しっかり包み込んでおくことが大事。私は樹脂粘土を使うことがあるんですが、樹脂粘土よりも乾きが遅いし、あまり水をつけないほうがいいところは扱いが違いましたねー。水をつけすぎると厚さが変化しやすく、扱いが難しいようです。(作家さんによるとは思いますが^^)
初作品ではどうしてもなんかをくっつけたくてですね。丸をくっつけることにしました。
つけたものが落ちてしまわないように、接着面をまずはぐちゃぐちゃに。かなりぐっちゃぐちゃにしてラフな感じにすることがポイント。ここに薄めた粘土液を乗せてぐりぐりしながらくっつけます。はみ出た粘土液を筆できれいに取ればくっつけ終わり。
この後に「化粧土」というのを乗せます。英語・韓国語・フランス語の混在で教わってるので、日本名は分かりませんw これを乗せておくと粘土の上に白い色がつきます。
もともとは、なんかがくっついた「コーヒーカップ」をつくろうと思っていたんですが、これなんか、、、液体飲む形状してない、、、?? いやいや、飲んでください!コーヒーを飲みましょう、これで!
もともと2つか4つできればいいかなーと思っていたんですが、たくさん作っちゃいましたね。おかげで土をもらって自分のアトリエで自習もしています。
今日は化粧液に色を混ぜたものを用意してくれていて、それで内外をカラーリングしました!一度焼いた後、釉薬を乗せてさらに焼くので、下地の色によって上に乗せるものがまた変わりそうですよね。12時間は新しいことを学ぶにはずいぶん短いですが、この短い間になるべくいろいろ教えようと工夫してくれるMyungJooさんにすごく助けられてます!なにより楽しい!(*´▽`*)
先生探しや講師料をTEMIもちで行ってくれるスタディプログラムは本当にありがたい!特にMyungJooさんは本当に親切で、プログラムの枠を超えて画材を貸してくれたり、毎回お菓子を用意してくれたりします。人生初の陶器づくり。ひび割れがけっこう発生してしまってなかなか扱いが難しい部分もありましたが、毎回楽しく作業できています。陶器作品これからも継続してつくっていけたらいいなぁ。セラミックアーティスト向けの設備の整ったレジデンスもけっこうあるんですが、応募するには知識と経験が足りなすぎるんですよねぇ。
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みじんこは、コーヒーを飲むよ!ヽ(=´▽`=)ノ