改めましてSICF21にお越しくださりありがとうございました!
出展直前にnoteで記事をあげてたこともあって、記事を見てきてくださって声をかけてくださったお客様もいらしたんですね。ありがとうございます。コミュ障ぎみですが、とてもうれしいです!ぜひ、みじんこの写真など撮った方はTwitterとかでつぶやいていただけたらうれしいです。
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noteに連載中のデンマークでの出会いを描いた物語を読んでくれた方とか、ホームページを丁寧に見てSORAプロジェクトについて「すごくいいです!」って言いに来てくださった方とか、時間がない中、全ブースをまわった後でまた戻ってきてくださった方とか、アートは理論で見るのが好きだと言ってくださった方とか、海外から来てふるさとの写真に喜んでくださった方とか、感動を身体で表現してた方とか、耳に障がいがあるとおっしゃってた方とか(私は病気がとても好き)、こういう発表の機会を通じて改めて、アートを通じてふだんは出会えないさまざまな人とコミュニケーションできるのって喜びなんですよね。
自分がずっと体験型のアートをつくってきてたのは、こういうコミュニケーションの喜びが世界中で味わえるからだなぁというのを改めて思い出せました。自分がつくったナゾいもので誰かが喜んでくれる喜びって、創作するすべての人に共通の喜びですよね。
タグボートの徳光さんと小山登美夫ギャラリーの小山さんの対談で、「好きなものを好きでいいんだけど、そこに躊躇してしまう人が多い」という話がありました。
自分の好みを振り返るとおもしろい
SICFのお客様の中にも、アートのことなんて語れない、とおっしゃってた方がいましたが、その方も好きな作品はすぐに答えられていたんですね。その方の好きな作品は五年後も同じなのか、十年後も同じなのか。 私自身、もともと現代アート畑からやってきていない分、むかしは分かりやすくきれいな作品が好きだったんですよね。今、自分がつくってるようなやつはぜんぜん好きじゃなかったです笑。
昔、大好きでよく聞いてた音楽を、今はぜんぜん聞かなくなってしまったように、自分の好きな物ってけっこう変わりますよね。食べ物の好みも服装も。 自分がこれまでどんなものを好きで、今はなにが好きなのかを辿ってみると、自分の歴史が「好き」の中に刻まれているようです。 今は海外にも一人で行けるようになりましたが、昔は外国が怖くてしょうがなくて、絶対日本から出ずに安全に安定的に暮らすことを目標に生きていました。なんで人生こうなっちゃったんでしょう。でも「好き」から自分の歴史を振り返ると、自分の変わったところも変わらないところも気づけたりします。 誰かに腹を立てたり、悪いことしちゃったと反省したり、心が忙しい時もありますが、「好き」から自分を振り返ると、なかなかいいやつな気もしてきます。
アートは「好き」探しを手伝ってくれる
SICFみたいなフェスを見るとわかるとおり、「作品」って創る人によってさまざまなんですよね。でも、どれだけ無数に作品があっても「自分はこれが好き」はけっこう選べると思いませんか。冷静に考えるとすごいですよね。アートフェアに行って気が狂うほどたくさんの作品があっても、「あー、これ好き」は一瞬で分かる。本能で分かる感じです。謎の作品ばっかりだとしても分かる。自分の「好き」は分かるもんじゃないですか? 私が今、現代アートが好きなのは、自分で考える楽しさ、この世になんのメリットもなくても、自分で何かを気づけることがとても楽しいからなんですね。奇怪な作品であればあるほど、「なんだこれ、、!?」って立ち止まれるので、そういうのが思いつきやすいというのがあります。 でも、十年後は何を好きでいるかは分かりません。
「好き」は自分のオリジナリティーです。なんでこれが気になるんだろう、なんで好きなんだろうって考えてみたら、自分でも気づかなかった自分自身に気づけるかもしれない。私自身、パソコンは超苦手だと信じていたのに意外とそうでもなかったことに気づいたことがありました。「自分はこれが苦手!」と思ってることが実は超得意分野かもしれない。 たとえば「自分の悩みを作品に聞きながら見る」のもいいかもしれません。 「彼氏とうまくいかない」「就職が決まらない」とか考えながら作品を見ていたら、自分の課題に対するヒントが浮かんでくるかも。 この展示会で自分の「好き」に出会えた方がいっぱいいたらうれしいです。その「好き」の一つに、私の作品とみじんこが選ばれていたら、こんなに幸せなことはないですよ!そうじゃなくても、この文章をここまで読んでくださったことに大感謝です^^ SICFに出展した作品はこちら。今後アートを丁寧に見てみたいな!と思った方はぜひ参考にしてみてください。
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今日も読んでいただきありがとうございました!
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みじんこは、人気者になりたいよっ!ヽ(=´▽`=)ノ