私の大好きな脳科学者、池谷裕二さんの投稿でおもしろいのがあったので、今日はそのご紹介。
スポンサードリンク
最初にまずこの問題を。私の答えは後述します。
添付のような問題をうまく解く人は、学業全般の成績がよいそうです(レーヴン検査とも呼ばれ、「一種類のみテストで知能全般を予測する」という意味ではもっとも成功している試験法の一つです)。今日の『ネイチャー人間行動』誌より→ https://t.co/ZvOKSp4ymf pic.twitter.com/3TNOCLC6Ie
— 池谷裕二 (@yuji_ikegaya) 2019年2月5日
さて、こんな投稿がありました↓(下記)『皮膚をシャーレの培地に押し当て、皮膚に棲息せいそくするバクテリアを培養したソニヤ・ボイメルの「大きすぎるペトリ皿」』や『マールテン・ヴァンデン・インデが人骨をバラして組み替えた仮想生物「ホモ・ステュピドゥス・ステュピドゥス」』が紹介されています。培養系の作品は割とあちこちであるのでバイオアートとしてはだいぶ普通。個人的には長谷川愛さんの「イルカを産みたい」が気になりますね^^
【久々に書評を書きました(読売新聞)】
— 池谷裕二 (@yuji_ikegaya) 2019年2月3日
「生命」と協働 芸術の原点 『バイオアート バイオテクノロジーは未来を救うのか。』ウィリアム・マイヤーズ著 https://t.co/CFKVO9T5pV
アートとして扱われてませんが、外科手術は言ってしまえばバイオアート。母子の身体をつなげて人工心肺代わりにしたり、腎臓移植したら腎臓が3つになっちゃうとか、へそからおしっこ出すとか、ほのぼのした絵画なんて足下にも及ばないくらい発想がぶっ飛んでる。ちなみに、「病変部」もものすごくぶっ飛んでる。ハムスター本体とほぼ同じサイズの癌とか、ゼリー状になった皮下組織とか。そしてそれは、けっこう美しいのです。我々の身体の中ではそんな革命が日常的に起こっている。
バイオアートといえば、「バイオハッカー」福原志保さんの作品も必見。こちらもぜひチェックを。
✓ 合わせて読みたい 遺伝子組み換えした青いカーネーションのクローンが誰でもつくれるようになったら
それでは最初の問題にもどって・・・
【続き】先の問題の成績がよい人は、試行時間と思考時間を交互に繰り返すそうです(つまり環境を利用して解いている)。要約を書いて確認したり、数式を手で解いたりと、外部メモリを活用するのはヒトならではの特徴。「外界を利用して内部処理負担を軽減できる」ことが、知能の本質かもしれませんね
— 池谷裕二 (@yuji_ikegaya) 2019年2月5日
最初の問題、解答がどこにあるのか分かんなかったのですが、私の答えはA-4 B-8 C-1でした。パックマンの形状がすべてのマスで同じ向きなので、その時点で1、4、5、7、8だけ残ります。最上段は黒丸の位置が同じ、中段も黒丸の位置が同じだと考えると該当するのは4のみ。最左列は白○の位置が同じ、Bも白○位置が同じと考えると、該当するのは8のみです。最下段は左下とB8の共通点で黒丸位置そろえとすると、該当するのが1のみ。よって、A-4 B-8 C-1としました。私は法則を見つけようと脳内で試行錯誤はしましたが、書くなどのアウトプットはしなかったですね。なんかこういう問題を「みじんこ」でつくってみたくなりました笑。、みなさんはいかがでしたか?
池谷さんは著作も分かりやすくおもしろい!
✓ 合わせて読みたい みじんこ漫画で分かりそうになる現代アート(1)~現代アーティストとして4つの質問に答える。 現代アーティストになりたい人のための~初心者の第一歩から海外展開まで役立ち記事まとめ
みじんこは、バイオアートだよ!ヽ(=´▽`=)ノ