確かに、アーティストって収入は不安定なんだけど、「貧乏だから支援してください」っていう推し方とか、「貧乏の中がんばってる」みたいに紹介されるのは、あんまりよくないんじゃないかと思っています。
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昔、こんなことがあったよ
以前、アーティストの紹介記事で「こんなに素晴らしいアーティストで高額で売れてても生活が豊かになるわけではなく、貧しい暮らしの中アートに向き合ってる」みたいにアーティストが紹介されてたことがありました。その記事の前半部分が「アーティストは貧乏で」みたいなことで満たされていて、作品自体の紹介がぜんぜん後回しになってしまってました。
日本は清貧を尊ぶところがあるかなーと思ってて、それはそれで素晴らしいことなんですが、アートってお金のあるなしに関わらず素晴らしいものは素晴らしい、が本当のところだと思うので、〇〇のほうがいいアートができる、みたいな偏見が可能な限りない社会のほうが、作り手が束縛されにくいのではないかなぁと思っています。
どちらにしろ、コロナのおかげで貧しくなる人は相当増えるし、2020年の状況でアーティストだけが貧乏になるわけじゃない。そうなるとより、アーティストが貧しいから支援しようってぜんぜん惹かれないと思うんですよね。貧しい方がいいものが作れるみたいな偏見がすでにある社会なので、「アーティストなんて貧しいほうがいいものつくれる」だからほっとけってことにもなりかねない。
文化として遺したい、アートがあったほうが豊かになる、アートが多いコミュニティのほうが生き残りやすい。だから援助したいというのならとても分かります。
同時に、アーティストとしてはパトロンがいて安定的に援助されているほうが歴史に残るようなものはつくれないみたいな話もありましたし、援助というより投資(期待)してもらうほうがいいのかなと考えています。
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現代アートは作品がつくられるまでにいろんな思考、概念、文脈が含まれているので、作品を見るのはおもしろいし、作品工場である作家と話すのはおもしろい。それを伝えることで、ああやっぱりアーティストはいたほうがいいなって思ってもらえるのがいいなーと思いましたよ。
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今日も読んでいただきありがとうございました!タグボートで新作を出しているので、Oumaの作品ページもよければのぞいてみてくださいね!^^
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みじんこは、清貧だよ!ヽ(=´▽`=)ノ