隣国といえど、多くの違いがある日本と韓国。歴史や文化、価値観の違いから、現在の日本と韓国にどんな違いがあるのかを考えてみました。
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選挙制度の違いと民族の違い
まずは選挙制度。日本は国の代表を議員が選ぶシステムになっています。韓国は国民の直接選挙。だから国民と政治の距離が近いし、これまでに国民が大統領を弾劾してきた歴史があります。ちな、日本は投票率も50%くらいだし、日本の投票率で大統領制だと簡単に独裁政権になりそうなので、政治に興味がない人が多いなら、今くらいやんわりのほうが危なくないと思っています笑。
民族主義どうこうって話も出てましたが、これは感情を重視するか、法を重視するか、の違いかなあと思っています。私は日本は単一民族って思ってたんですが、韓国の人からするとそうじゃないんだそうです。韓国はもっと単一民族で国民全体が家族だと考えるような意識がある。だから、年上の人を「お兄さん」「お姉さん」とか読んだりしますよね。目上の人が下の人にごちそうするのが普通だし。日本は人口も多いし、単一民族ではなかった(そこまで多様でもないけど)。特に今は外国人労働者の受け入れも多いので、バックグラウンドが違う人と「価値観を共有する」という意味では法律は非常に有用なんですよね。
お互いの弱点としては、日本は法律絶対主義になりすぎるところ。韓国は感情に流されやすく、価値観が違う人との意識共有が難しいこと。下の動画ですごく興味深いことを言っててなるほどなぁと思ったんですが、法律って絶対正義じゃなくて、「こうするから従えっていう強制命令」なんですよね。つい法律なんだから従えってなってしまいますが、フィリピンに語学留学してた友達の話でこんなことがありました。
フィリピンの一部地域ではマンゴーに睡眠薬を入れて眠らせてる間にお金を盗まれることがよくあるらしく、人からもらったものを絶対食べてはいけないそうなんです。でも、その日本人はすごく親切にしてくれたフィリピンの老夫婦がくれたマンゴーを食べちゃったらしいんですね。そしたらあっという間に爆睡。目が覚めたら自分のホテルの前で、マンゴーが置いてあったと。お金を取られていたのですが、もともと1000円くらいしか持ってなかったので大したことはなく。なんかね、睡眠薬代もけっこうするだろうし、危なくないようにタクシーでちゃんとホテル前まで送られていて、しかもおみやげ?にマンゴーが置いてあるって、、たぶん、そんな悪い人じゃないんですよね。でも、法的には強盗?なのかな。まぁ、悪いことになりますよね。法が絶対正しいのかっていうのは、ほんとなるほど。
歴史的背景
1945年に終戦してから、現在まで日本は戦争に参加していません。だから徴兵制度もないし、ほとんどの人が国が直接、戦争に巻き込まれる経験をしてないんですよね。だからリアリティをもった「戦争」をイメージしにくいし、「え?戦争なんてするわけないじゃんワロ」って思ってる。韓国で民主化運動のきっかけになった光州事件は1980年のこと。けっこう最近ですよね、この事件を扱った映画が「タクシー運転手 ~約束は海を越えて~」映像見るとソウルでのんびりしてる感じと戒厳令が出てる辺りとの差にすごくギャップを感じてしまって驚くのですが。
韓国は第二次世界大戦後、朝鮮戦争(現在休戦中)、ベトナム戦争への直接参加(アメリカに次いで32万5517人が参加)、1980年の光州事件が発生なので、軍に関わってる人がすごく多い。だから国民的にイメージしやすい、っていうのはあるのかなって思いました。
✓ 参考リンク 韓国はベトナムで何を為したのか─経済発展と殺戮そしてライダイハン
韓国とベトナム戦争の関係について、韓国の人はどういう教育を受けているのか、なかなかセンシティブなタイミング、状況ではありますが、(ここまで踏み込んだからには)聞ける限りは現地で聞いてみたいなと思っています。ベトナム戦争のほうが直近の出来事ですしね。関係者みんな生きてる。というか、知ってる?って聞いて回って、自分で調べてもらう方向にできたらなーと思っています。いろんな出来事をよく知らないまま、目先のことだけどんどん巨大なイメージになっていって、周りの出来事を忘れていく状況はどうあれよくないよ。
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みじんこは、調べるよ!ヽ(=´▽`=)ノ