言霊という言葉があります。言葉には不思議な力が宿るという意味。言葉を扱うとは、まさにその魔力を自在に操るということ。ああ、なんということ、世界は言霊の力によって滅亡へと向かいつつあるようだ。
大好評の滅びたほうがいい言葉シリーズ、第2弾です!
1)タイトル見るだけで分かる読まなくていい系
超楽しかった(*´▽`*)♪
そっかそっか、よかったね、いじょ。人の楽しかった自慢とか興味ないですよね。せめて、「お風呂場の湯垢を100倍楽しむ秘訣☆」とかだったら、ちょっと読んでもみたいですよね。ある意味、タイトル見るだけで読まなくていいのが分かるので、親切とも言えます。
2)じゃあ書かなきゃいいのに系
どうでもいいんですが
じゃあ言うなよ、いじょ。どうでもいいのに言いたがる。えっ、それ実は全然どうでもよくないんじゃん?このタイトルついてるブログの存在自体がどうでもいい。
3)つまんないものが開かれそうなのが伝わる系
トークイベント
なんかしらが開かれそうなことだけは伝わったけど、うん、行きたくない。つまんなそうなところがちゃんと伝わる優しさ系。
4)1単語で全宇宙を語る系
秋茄子
名詞以外にも「できた」とか「来る」とか。一単語で世界のすべてを網羅しようとする最強の省略系です。ついでに本文がナシなら完璧。
タイトル付けの基本おさらい
上記がよくある滅びたほうがいいタイトル集。いやでもね、別に読まれなくてOKならぜんぜんいいんですよ。でもね、ネットで公開するってことは、見知らぬ人が読む可能性があるってことだから。自分のためだけのものなら、メモ帳にでも書けばいいじゃないですか。公開してるんですよ、あなたの言葉。世界中に公開しちゃってるんですよ?
だからね、本当は読んでほしいんでしょう?本当は読んで欲しいなら、素直に読んで欲しいって言って、読んでもらえるように、読み手のことも考えましょうよ。
- 内容が分かるように
- 1記事に1テーマがベター
- 専門用語は使わない
- ちょっと謎を含める
- 連動投稿はしない
1)内容が分かるように
ちょっとでもいいから、書いてある内容が分かることを書く癖をつけましょうか。「細胞が楽しかった」「どうでもいいのに気になるバナナ」「レモン3個分の秋茄子」内容がそれとなく推察できるだけで、細胞やバナナに興味をもってる人は、ちょっと読んでみようかなってなるもんなんです。
2)1記事に1テーマがベター
1記事の内容はテーマを1つにしたほうが、読み手が混乱しないのです。「アートの見方と個展情報とバナナ広告と」とたくさんの情報が入っていると、読み手が混乱して後で覚えていないことになりがち。ちょっとでも心に留めてもらいたいなら、「アートの見方」「個展情報・見どころ」「バナナ広告」は記事を分けましょう。ケースバイケースですが、読んだ後に何か覚えておいてもらう、たとえば個展に来てもらう、などがある場合には、1記事に1テーマがベターです。
3)専門用語は使わない
前回投稿の「コトバの神が切り捨てる!Facebook投稿でありがちな滅びたほうがいい言葉集」でも伝えたことですが、専門用語は極力使わない。割とやりがちなのは、有名じゃない自分の名前、有名じゃないメーカーの名前などをそのまま書くこと。サービス名もそうですね。TwitterやFacebookならもうほとんどの人が知ってると思いますが、LIFECLIPSはちょっと厳しい。(最近私がタイトルにしちゃったんですが)
まったく知らない人でも分かるかな?と考えて、ちょっと噛み砕いた書き方をすると親切さん。
4)ちょっと謎を含める
ちょっと上級テクですが、分かりそうで分からない感じや強い言葉を入れて「引き」をつくるというのも一つの手。このブログのタイトルが「滅びたほうがいい~」になってるのも、そのへんを意識しています。たとえば「黒魔術的!妖艶な洗濯もののたたみ方」だったらちょっと気になりませんか?あ、クリックさせて内容がまったく妖艶じゃないっていうのは詐欺的ですが、これが妖艶だと言い切ることで笑いに変えるというのもアリですね。
5)連動投稿はしない
アメブロやTwitter、インスタグラムなどは、他のSNSとの連動投稿が可能です。ですが、私は基本的には連動投稿はお勧めしないです。各SNSにはそれぞれの持ち味があって、たとえばたくさんタグをつけるインスタグラムをFacebookと連動すると、Facebook側で見た時はタグだらけで読みにくいし、文字数や画像が多いFacebookをTwitterで連動させると文章が切れちゃうし。アメブロの連動投稿は「ブログが投稿されました」みたいな文章で流れるので、「あー、この人、ブログ投稿省エネしてるんだなぁ」っていうのが分かるし、まったく興味をそそりません。読んで欲しいと思っているなら、どんな文章なのか一緒に添えてリンクをシェアしましょう。
とはいえ、私もFacebookとTwitterは連動させているので、あんまり言えませんが、投稿するときは媒体にあった投稿のし方をする。それだけでかなり読みやすくなりますよ!
こんなこと書いてますが、ブログは本気のライティングなわけではないので、遊びがあって全然いいというのが私の意見です。私だってタイトルに専門用語な単語ガンガン入れてるし、書きたいことを書けばいい、それが大前提。それができてさらに、「あ、もう少し誰かに読んでもらいたいな、読んでくれる人がいるとうれしいな」って思ったら、ちょっとだけ読み手のことを考えてみてもいいかと思います^^
そうするとね、自分の予想より少し多めに、あなたのファンが増えますよ^^
過去記事の「コトバの神が切り捨てる!Facebook投稿でありがちな滅びたほうがいい言葉集」も参考に。
✓ 合わせて読みたい コトバの神が切り捨てる!Facebook投稿でありがちな滅びたほうがいい言葉集 現代アートについて考える~初心者の第一歩から海外展開まで役立ち記事まとめ
おまけ:Oumaのブログから見るタイトルの付け方特徴
ブログやテキストメディアを大量にもっている私は、各媒体によってタイトルの書き方も分けてそれぞれ統一感(カオス感)を出しています。参考までに^^
1)新感覚アートプランニングユニット『みじんこ』
ベタですが「○○のための8の秘訣」など、タイトルにも気を使っている本気ブログです。記事内容も人が読んで興味深くなっているもの、役に立つものなどをジャンルを問わずに厳選しています。ハウツー的な要素が強いですが、実際にアクセス数も一番多いのがこのブログ。丁寧に記事をまとめている分、1本の記事を書くのが大変ですが、その分の労力が「見られる」数として返ってきています。
ちなみに、「ユニット」なんですが、一人でやってます、笑。
✓ 関連リンク 新感覚アートプランニングユニット『みじんこ』
2)旅先で出会った心震わす言葉たち~旅の言葉の物語(LIFECLIPSより)
日常をテキストで綴るサービス「LIFECLIPS」での投稿です。画像は張れないために文章だけで伝えるメディアになります。私はブログごとに記事テーマを決めていて、このLIFECLIPSでは、旅で出会った人たち、言葉たちを紹介する内容を書いています。タイトルも「(場所)で言われた(言葉)の話」で統一。
こちらは電子書籍・Kindle化もしてるので、もしよければチェックしてみてください^^
旅の言葉の物語Ⅰ Kindle版
✓ 関連リンク 旅先で出会った心震わす言葉たち~旅の言葉の物語 旅の言葉の物語Ⅰ Kindle版
3)徒然なるままにアート的迷走中『細胞アーティストOumaのアート活動記録』
数年前からブログ移行して書き始め、アートのことや脳科学のことや雑多に書かれています。なるべくアート関係の活動報告や情報のみをアップするように心がけていますが、内容含めて割と楽に書いております。タイトルはちょっと長めで、分かるような分からないような感じ。
✓ 関連リンク 細胞アーティストOumaのアート活動記録
4)旅と言葉の抽象絵画『初めて裸足で歩く時』(noteより)
最近始めたのがこちら。言葉で遊び切ってみたくなったので、タイトルも内容も感覚的に。抽象画を読んでると思って、言葉のニュアンスだけ味わってもらえたら幸いです。
✓ 関連リンク )旅と言葉の抽象絵画『初めて裸足で歩く時』
5)哲学からファンタジーまでUNCOでつなぐフィクション小説『makiちゃん』
更新頻度が年に1~2回という最強ブログ。とあるイベントを機にネタで始まったUNCO好きの少女の物語。最初は哲学風だったのに、今は完全ファンタジー小説。悪魔のいる塔に紛れ込んだ79歳の少女がどうやって外に出るかっていう話になってます(/ω\) 私の長編小説のための文章力と根気トレーニングブログでもあります。タイトルは小説の小見出し風に。
✓ 関連リンク 手作り作家makiちゃんが悪魔の塔に紛れ込んだ物語
6)基本的には死んでいる。文章的パンドラ・ボックス「たま誌」
私の人生初ブログ。何も考えずに好きなだけ好きなこと書いていましたが、ブログごとに記事をテーマ分けすることにして、こちらは使わない方向に。海外に行った時など、他のどのブログにも当てはまらない内容を書きたい時に使ってます。カオス感満載。考えないとタイトルはこうなるっていう実例。
✓ 関連リンク たま市長の日記「たま誌」
いかがだったでしょうか?読まれたい文章は「タイトル」がすべて。タイトルで読まれるか読まれないかが決まるとも言えるほど。もしも、「ちょっとでも読んでほしいなぁ」って思うのであれば、どうしたら興味をもってもらえるかな?を少し考えてみるのも楽しいかもしれません^^
みじんこは、世界の言葉を滅亡から救います!ヽ(=´▽`=)ノ