個展の2週間前からニューヨークに滞在してきましたが、一番の問題は、まだ展示用の作品が一部できていなかったこと。今日は、初めて屋外で絵を描いた時の様子をご紹介。屋外で絵を描くなんて気持ちよさそう♪って思いつつ、意外な落とし穴もいっぱいでした!
選んだ場所はステイ先から徒歩3分の公園
本当はプロモーションも兼ねてセントラルパークで描きたかったのですが、大荷物を抱えてセントラルパークに行ってしまうと、その後どこにも行けなくなってしまう!ということで、初作業は家の近くの公園で行うことにしました^^
ニューヨーク屋外制作の際に必要な持ち物
絵を描くことに集中しているうちに、置いてあるものを盗まれては大変なので、持っていくものは必要最小限に。首からかけられるポーチにiPhoneを入れ、貴重品は常に持ち歩きながら作業します。夏のニューヨークはかなり暑いので、水の入ったペットボトルを前日の夜から凍らしておき、タオルにくるんで持って行くと飲料用にもアイスノン代わりにも使えてちょっと便利^^
- 作品
- 墨汁とそれを入れるビン
- 筆(大小2本)
- 水の入ったペットボトル(筆洗・飲料用)
- 記録撮影用のiPhone
- ティッシュ
- ハンドタオル
これに加え、セントラルパークなどちょっと遠出する場合には、下記を用意。25セントコインは電話用ですね^^ パスポートコピーは、なくても良いです。
- メトロカード(1週間乗り放題を利用)
- 10~20ドルと25セントコインをいくつか
- パスポートコピー
公園の中でも日陰で都合の良い場所を探す
たどり着いた公園はバスケットコートも併設。大型の遊具もあり子どもたちで常ににぎわっているような感じです。スプリンクラーがあったので、濡れないように避け、子どもたちから離れたところで準備開始。
日差しが非常に強いので、ちょっとした木陰になるところを選びました。いよいよ最初の一筆め・・・
昼間の屋外で絵を描いたことなんてないので、ちょっとドキドキ!と思ったら・・・
ちょっと風が吹くだけで紙もシートも飛んじゃう!これが本当にすごく大変。紙も大きいので、気球みたいにおっきく膨らんじゃうんですね。広げる紙の範囲を最小限にし、四隅に荷物を置いて重りにし、作業再開!墨汁は屋内だと乾きにくいのですが、屋外だと日や風の力であっという間に乾きます。環境さえ整えれば、非常に気持よく作業できます。
この日は慣れてきたあたりで子どもたちが移動し、作業しているところの近くの遊具で遊び始めました。じーっと見てる子どもや話しかけてくる子がいて、ちょっと嬉しいです。でも、たまに駆けまわってる子に絵の端を踏まれて「Sorry」って言われる、笑。
屋外制作をする際に気をつける点
木陰で描いていたら、いつの間にかトリの糞が落ちてる(笑)。しかも1回、2回ではないです。これはもう仕方ないので、十分乾いてから、上に線描いちゃう、笑。
それ以外の注意点としては、
- 大型の紙作品は風で簡単に飛んでしまうので、重りになる石などを用意しておくこと。
- 直射日光があたるような場所は、日差しが肌に痛いほどになるので避けること。
- 荷物を抱えてトイレに行くのはしんどいので、事前に行っておくこと。
- 砂ホコリ、葉っぱ、トリの糞などの落下は受け入れる。
- 18時以降になると急に画材の乾きが遅くなるので、画材の乾き時間を考慮して作業すること。
こちらの公園では、たくさんの子どもたちが遊んでいて、アナと雪の女王のテーマ曲の合唱が始まったり、フェンス越しにずーっと見てて話しかけてくる若者がいたり、そういったコミュニケーションを持ちながら制作できるのも楽しいです。こうして人々が普通に暮らす空間の中で、どこかの壁にひたすら大きな絵を描きたいですね。
ニューヨークの屋外で絵を描こう!シリーズ/関連記事一覧
- 【みじんこ体験】第7回~屋外で絵を描こう!@ニューヨークセントラルパークの名所ベセスダ噴水近く編
- 【みじんこ体験】第12回~ニューヨークの屋外で絵を描こう!@ステイ先の近所の公園編(基礎編)
- 【みじんこ体験】第15回~屋外で絵を書こう@セントラルパーク・ストロベリーフィールズ編
みじんこは、みんなのFun!をすくすく育てる体験を実行します!ヽ(=´▽`=)ノ