生命とは何か、から生物とは何かについて考え中のみじんこ。今日は小谷元彦さんの作品をご紹介しながら、「思考」について考えてみました。
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ロダンの考える人の考えが見えるようになったら
「秋元康 アートのすすめ 29人のゲストとめぐる美術館の楽しみ方」で、小谷さんのFloating thinkerのことを「ロダンの考える人の想念を形にした作品」「彫刻の手法でオーラや想念、気配のような形のないものを表そうとしている」と紹介されていました。
✓ 参考リンク 小谷元彦オフィシャルサイト 小谷元彦さん×名和晃平さん(アーティスト)
思考は伝染する?
思考について、こんな記事を発見しました→「我々の思考はウイルスに操られている?ヒトの意識には古代のウイルスが関係しているという研究結果」
読んでみると、タイトルでだいぶ煽ってるなーって感じなのですが。「ヒトゲノムの40~80パーセントが大昔のウイルスの侵入によって獲得されたもの」だそうです。これはぜんぜん驚かないですね。というか、進化を考えたら細胞より早くウイルス(DNAとかRNAとかでできてる)が生まれてたはずだし、ウイルスと同じ構造のものがウイルスと全く無関係に細胞DNAに使われていると考えるほうが無理があるのでは。
✓ 参考リンク 「我々の思考はウイルスに操られている?ヒトの意識には古代のウイルスが関係しているという研究結果」 巨大ウイルスが生物進化に深く関わっていた!? 研究最前線レポート
周りに落ち込んでいる人がいると騒ぎにくかったり、我々は「空気」を読むことができます。ミラーニューロンという神経細胞があります。これは、誰かが行動しているのを見ると、それと同じ行動をしているように活動するもの。行動だけでなく、行動の意図まで鏡に映したように脳内で反応するのです。つまり、誰かが「あったかいコーヒー飲んでほっとしよー」って思いながらコーヒー飲んでるのを見ると、自分の脳内でも「あったかいコーヒー飲んでほっ」とした時と同じ活動が起こるということ。これによって相手に共感することができる、つまり「空気が読める」ようになる(まだ議論されている)。
✓ 参考リンク ミラー・ニューロン
さて、小谷さんの手法は想念や気配を彫刻として見える化しています。これが私には神の創り方のように思えるのです。形状も抽象形状というよりは、ヒトと分かる物だったり、具体的なものが多い。世の中にはこんなに多様な生物がいるのに、ヒト型をデザインしている。
私は「思考」というのは匂いの素、みたいになんらかの物質で、思考する人の周りに蓄積されていくもんな気がしているのです。ヒトは毎日90%くらい同じことを考え続けて生きている。自分を変えるのに環境を変えることが必要なのは、部屋にたまってる思考物質から離れ、新しい物質に触れることが必要だからなのでは。まぁ、妄想ですが^^
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みじんこは、蓄積してるよ!ヽ(=´▽`=)ノ