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投資としてのアートから作品のシェア所有・共同購入について考える

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投資としてのアートから作品のシェア所有・共同購入について考える

タグボート代表、徳光健治さんのセミナー「現代アート徹底研究講座」を聞きに行ってきました。有料セミナーなので、内容詳細は控えつつ、内容を踏まえて考えたことをご紹介です。

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アート市場の拡大は朗報か

アートマーケットは世界的に拡大傾向にあるらしい。これはアーティストにとって朗報なのか?私は朗報ではあるけれども、だからといってどんなアートも売れまくるというわけではないから、結局自分のやることは変わらない、という認識でいます。というのも、アーティストを名乗るのに資格はいらないですからね。いるのは「自覚」だけ。インターネットで自ら販売ができるようになった今、作品はネットで直売することができます。現代アート云々はともかく、インスタで作品をアップしているうちに仕事が来る話もあるので、やはり「誰かに響く」物をつくっていれば売れるし、そうでなければ売れない。それは昔から変わらないけど、少なくとも自ら発信がしやすくなったし、情報収集もしやすくなった。アーティストとして生き残りやすくなったのは確かだと思う。昔は死後に発見されるということもありえたけど、現代では作家がヘンリー・ダーガーよろしく自ら作品を隠さない限り、良いものはかなりの確率でちゃんと見つかるだろうし。

投機としてのアート購入をシェアできないか

こちらの記事「日本の現状と世界の市場」に、アーティストは起業家、コレクターは投資家という視点の提案がある。ギャラリストやコレクターの書いた本のいくつかには、投資としてのアート購入について書かれているものもある。気に入った作家の作品を3点買い、一番お気に入りの1点は手元に置き、1点は価格が上がったら売って別の若い作家の作品の購入資金にする、とか、500万円を超える作品なら値下がりすることはまずないから、失敗したくないならそういうのを買う、とか。
いやでも、500万円の作品なんてそんな買えないでしょ。ってことで考えたのは「複数人でアート所有できないのか」ということ。企業の投資ってふつうは1社からだけじゃないですよね。株だって複数の人が所有して配当を受けるわけだし。たとえば100万円の作品を10万円ずつ10人で共同所有する。美術品は管理などがなかなか難しいところがありますが、持ち回りで飾るとかまぁなんとかして笑。10年後に作品が1000万円になり、そこで売ったら100万円ずつがそれぞれに入る。途中で売りたい人、売りたくない人がいるだろうけど、その段階での「作品価格」を分配する感じで所有権を維持する。アート作品っていうのは購入しても著作権は作家にあるので、その作品からポストカードをつくって勝手に販売するとか入場料を取るようなとこに勝手に展示するとかしちゃいけないんですよね。ということは、そういう副収入的な面倒くささは起こりえません。シェア購入であれば、ふつうだったら高額すぎて手に入らない作品も年に1か月くらい、ふつうのご家庭に飾れるようにならないかな。クラウドファンディングみたいなシステムを使えば、購入システム自体はさほど難しくなくできそう。まあ問題が出るとしたら、誰が持っておくか(最初に購入した人に優先権をもたせるとか)、もしも誰かが傷つけてしまったら(保険に入ることを必須にするとか)、売りたい人と売りたくない人の間でもめないか(最低3年は売らない、など期限を区切って契約書をつくるとか)などでしょうか。無名のアーティストの応援として購入するのもいいですが、すでに名の通った作家の本物を自宅に置いてみたい!・・・けど高くて買えない・・・という需要はあるんじゃないかと考えたのです。あるいは、家が狭くて作品を置けないけど、所有権だけは持っておきたい、投機的にアートコレクションに興味がある、という需要とか。

参考リンク  日本の現状と世界の市場(タグボートコラムより)

アート購入には発想の転換が必要

どちらにしろ、アート業をやっている身としては、購入してくれる人がいるのはありがたいこと。海外だと節税対策になったり、建物の数%分アート購入しないといけない法律があったり、そもそも文化支援がセレブリティのマナーだったりする考えもあり、アート購入ってもっと盛んなんですよね。ドイツやフィンランドでアート作品を誕生日プレゼントとして贈ったり、アーティストが夕食に呼ばれた時に自作の小品を持っていく、なんていうのも見かけました。家にコレクションがあるのがけっこう当たり前な感じ。日本だとそういう環境で育ってないからなかなか「買う」意識が育たないですよね。私は陶器が好きで、小さい頃から集めてましたが、「いつか素敵な棚に飾るんだ!」って思いつつ、ずーっとしまいっぱなしですし。。;つД`)
私が「いらないと思っていた時計を付けられるようになった」のと似た感じで、アート購入・アートを飾るようになるには、ちょっと発想の転換がいります。アートって買う人と全くいらないと考える人の溝も大きいですからね。その視点の一つとして「治療としてのアート」は提案できると考えていますが。この作品を置いておくと「自分の力になる・癒しになる」。そういう視点。だとしたら私は、何かしら信念をもった作家の作品を身近に置きたいですね。作品がいいのは、それがオリジナルであること。作家が確かにその作品をつくったということ。そういう作品が身近にあれば、自分と伴走してくれるようで、頑張り続けられる気がするのです。

とりあえず今は、みじんこが伴走してくれてます笑。
興味深い意見をいただいたので、つづきを考えてみましたよ→アートの共同所有から「自分のまち」について考える~独占欲とシェア欲はどちらが重要か


みじんこは、一緒にいるよ!ヽ(=´▽`=)ノ

みじんくん と みじこちゃん

「いつもいるよっ!」
「いるよー」

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