侘び寂びから草間彌生まで~日本の美意識、文化について考える
村上隆さんが芸術起業論の中で言っているのが「作品を意味づけるために、芸術の世界でやることは決まっている。世界で唯一の自分を発見し、その核心を歴史と相対化させつつ発表すること」
グローバルな時代だから、作品の文脈は世界の歴史から語れれば十分かと思っていたのですが、どうしたって自分は日本人なので、日本の美・文化の面からも考えられたほうがいいと最近は考えるようになってきました。同時に「日本のアートの側が持っているかもしれない普遍的な文明性や価値を、どのように世界の側に翻訳できるかを考えていくべき」という記述が、三潴末雄さんの「アートにとって価値とは何か」にありました。
そこでまずは、ザ・日本的なものをリスト化してみました。