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ピエール瀧さんの出演作自粛によって浮き彫りになる社会への信頼度の喪失について

  • 3月 14 / 2019
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みじんこアート, みじん講義

ピエール瀧さんの出演作自粛によって浮き彫りになる社会への信頼度の喪失について

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ピエール瀧さんって電気グルーヴだったんだ!と今さら知ったOumaです、こんにちは。ピエール瀧さんの演技、すごく好きですけどね。コワイ役の時、ホント怖いですもん。さて、ちまたでは、ピエール瀧さんの出演作の自粛問題について、いろんな意見が出ているようです。私はこの問題の背景に、社会への信頼度の喪失を感じました。

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社会への信頼の喪失

出演者と作品は関係ないんだ、自粛するなー、あるいは出演者の姿を見ることで他の人に影響が出る、とかそういう問題ではなく、本質的な問題は、社会への信頼度の喪失なんじゃないかと思うんですね。なんで自粛しようって動きになるかと考えれば、「自粛しないとクレームが来るかも。。」という不安があるからですよね。これ、自粛してなくても褒められない。でもクレームがくる可能性だけはある。だから作品をもっている側からしたら、自粛する態度を見せておいたほうが、真摯に考えている感じがしますよね。私が配給者側だったら、すぐに自粛しないにしても「作品に罪はないが、社会への影響を考えて自粛を検討している」みたいなそれっぽいコメントは出しちゃうかもしれない。

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戦ったほうが損な社会

薬物使用は日本では違法なので、そこを踏まえた上で、表現する側として「作品に罪はない」と公言し、作品が伝えていきたいことが何かを訴えていく、というのが本当のところ理に適うはず。しかし、それをして果たして誰が守ってくれるのか? 一時的にそーだそーだ、と声を上げてくれる人がいたとしても、次の仕事がなくなったり、別の作品が売れなくなったりしてしまうようなことにはならないですかね?それだったら、あえて戦わないほうがいいし、たとえ「自粛するな!」と叫ばれたところで、1か月くらい目をつぶってればニュース自体、忘れられて元通りですよ。個人で表現しているならともかく、会社組織として戦った場合、取ったリスクは組織を支えてくれる社員たちの生活に直結する。そしたら、ほとぼりが冷めるまで穏便に、は選択肢に上がっちゃいますよね。しかしもちろん、それがつづけば穏便にやり過ごすのがルール、みたいな社会になっていくはず。

作品にお金を出すことで示す「声」

じゃあどうしたらいいのか。社会の信頼度を私たち自身で回復していくのは、行動で示していくことですよね。つまり、ピエール瀧作品自粛反対なら、むしろこの時期に作品を購入したりレンタルしたりすること。利益がしっかり出るようなら、自粛自体も考え直されるだろうし、ニーズがあるというのは社会の「声」そのものですから。言葉で「自粛するな」というのは簡単。では、自粛しなかった場合に配給会社が抱えるリスクは会社のみが抱えるべきなのか。もし、作品を愛する人たちが少しずつでも支える姿勢を示せれば、会社だって表現者としての態度を貫けるはず。
今回の件だけでなく、他のあらゆる事例について言えることですが、表現者を支えたいなら、買うこと・広めること。これが良いのだ、価値があるのだ、と声をあげること。「表現をやめるな!」と声をかけられたところで、生活できなくなればやめざるを得ないですもん。作品公開を自粛させたくない、信頼ある社会を取り戻すために一番やらないといけないのはそこなんじゃないかと思うのでした。

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